前回作文に拍手ありがとうございます!
n...さん、コメントありがとうございます(⌒▽⌒)
ホワイトデーに間に合うのか…(←いつものこと)
が…頑張ります。
時間が空きましたが2話です。
続きからどうぞ

美香はバスを降りた。
冬の海岸道路は車もあまり通らない。
手土産悩みに悩んで最近話題になっているクッキーを買った。
ここへは何度も訪れているが、何故こんな人気のない所に住んでいるのか?
何故、彼女…フランソワーズは日本に来たのか?
フィリップはコズミ博士に憧れて日本に来た。
島村さんに出会ったから?
いや…そんな感じではない。
そんな事を悶々と考えながら歩いていたら、大きな洋館の前にいた。
チャイムを鳴らそうと思った時、ドアが開く。
「うわっ!」
「きゃっ!」
「佐伯さんじゃないか!どうしたの?」
「あ…島村さん、突然出てこないで下さい!」
「そっちこそ!」
「フランソワーズさんと約束していたんです。」
「あぁ、遊びに来るって友達はキミの事か。
言ってくれたら迎えに行ったのに」
ジョーの口から出た「友達」という言葉に美香は嬉しくなる。
フランソワーズが美香を友達だと思ってくれている。
「大丈夫です!島村さんお出かけなんでしょ?」
「まぁ…ね、ゆっくりして行って!」
ジョーはそう言い残すと、車に乗り出かけて行った。
改めてチャイムを鳴らす。
「美香さん、いらっしゃい!」
笑顔のフランソワーズが出てきた。
バレンタインも近い事だからと、フランソワーズにガトーショコラの作り方を教わりに来た。
材料は全部用意してくれていた。
広いキッチンでフランソワーズから作り方を教わった。
上手く…出来たと思う。
「バレンタインが楽しみね!フィリップさん驚くわね、日本では食べられない味だから」
フランスのある地方に伝わるガトーショコラ
その地方はフィリップの出身地
フランソワーズはある縁でフィリップの出身地のガトーショコラの作り方を教わったのだという。
お土産のクッキーとコーヒーで休憩を取る。
「あ、そうだ!急なんだけれど、今夜泊まれる?」
「え?一人暮らしですから別にいいですけど…いいんですか?」
「えぇ、ダイジンが夕飯持って来てくれるみたいなの。明日はお休みでしょ?ゆっくりして行って、ね!」
お泊り…。
研究所のみんなとは時々ここに泊まった事があったけれど、個人的にフランソワーズの「友達」として泊まるのは初めてだ。
「あの…島村さんは…」
「帰って来るわよ!あ、そういえばジョーの後輩の卓也さんが夜訪ねてくるって…」
「え?!」
「どうしたの?知り合いか何か?」
「うちの研究所に昨日から来ているんです…確かフィリップさんと大学のゼミが一緒だった…とか」
「あら、そうなの?知らなかったわ。フィリップさんも呼びましょうか?」
「え…」
ただガトーショコラの作り方を教えてもらいに来ただけなのに、オオゴトになって来ていて、頭を抱える美香だった。
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