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Gâteau chocolat 3

前回記事に拍手&コメントありがとうございます!

「春のネタ祭り」ですが、名前に欲が(私の)溢れ出ていますので(⌒-⌒; )

「春のリクエスト祭り」という名に変更です笑

早速リクエストいただきありがとうございます(⌒▽⌒)

「おっ?」というリクエストもありますが、書きたかったものなので何とか形にしたいなと思います。

まだまだ募集します!

こんなシーンとか平ゼロのあの話をとかでもいいですので、できる範囲で形にできたらと思います。



ではこちらも進めます。

ホワイトデー過ぎましたが(^◇^;)
桜祭りまでには…(いつもの事)


続きからどうぞ




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フィリップはフランソワーズからの誘いに浮かれていた。

ギルモア邸での食事はいつも美味しいし、何より思いがけずフランソワーズに会える。

足取り軽くギルモア邸へ向かう途中の林の中、前方に見えた後ろ姿

「若柳?なぜここに?」

フィリップの独り言が聞こえたのか、前を歩いていた若柳が振り返る。

「おー、フィリップ、お前も呼ばれたのか?」

フィリップはわかりやすく肩を落とす。

「ちょうどよかった、この道でよかったのかと思っていたところでな、一緒に行こうぜ」

「所長も呼ばれているの?」

「さあな、オレは島村先輩と話をしていたら、コズミ博士が来るっていうから寄せてくれと言っただけだ」

「そういうことか」

フィリップは独り言を呟く


ギルモア邸の前でチャイムを鳴らすと、出てきたのはフランソワーズ

「いらっしゃい」

笑顔のフランソワーズにフィリップの顔も緩くなる。

「フランソワーズ!久しぶりだね、相変わらず美しい」

フィリップは若柳の態度に口を開けたままだった。

若柳がフランソワーズに向い呼び捨てで…。

「もう、若柳さんはいつもそうなんだから。
フィリップさんいらっしゃい!美香さんもいるのよ!」


フランソワーズの後ろから美香が現れた。

「お先にお邪魔していました」

「佐伯さんもいたの?」


自分だけが特別なんて自惚れていたフィリップは言葉を無くす。




所長や所長の奥さんの冴子さん、コズミ博士とここの家主ギルモア博士も加わり、賑やかな食事となる。


話の中心は若柳のアメリカでの失敗談だった。

若柳は自分の失敗を面白おかしく語っている。

自分の失敗など人には話したくないけれど…とフィリップは話を半分聞いて、テラスに出た。


ここのテラスは初めて所長と訪れた時からお気に入りだ。


あの時…。

ジョーの事を大学生って思っていたっけ…。

リビングで笑っているジョーを見る。

あの頃と変わっていない。


そしてその隣で笑うフランソワーズも

あの時抱いたトキメキは変わる事はないが


愛…というよりは

仲間…というか

大切な存在なのは変わりないが

護りたいという気持ちが

少しづつ意味を変えているように思えた。


話の中心になっている若柳の隣りには美香がいた。

若柳が親しげに美香に触れる様子が見えた。

何だ?

モヤっとする…。


フィリップはこの不快な感覚に違和感を持った。

前はジョーとフランソワーズを見ていると同じような感覚に襲われた。


この感覚は何だろう?


フィリップはリビングから視線を逸らすと、テラスから広がる夜の海を見つめる。

冬の星座がまたたいていた。



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