作文倉庫に置いていた作文をサルベージです。
去年のお正月に倉庫に載せたものです。
年明けから倉庫の隠し扉に入れていましたが、アナウンスなしでしたのに、読んだよボタン押してくださりありがとうございます♪( ´▽`)
順番が逆になりましたが、こちらにも
続きからどうぞ

「最初」の年越しがここ日本だったからなのか、それともみんなの「home」がここ、ギルモア邸だからなのか…。
誰かが提案して、集まってくるという訳でもなく、一人、また一人と
年末になると帰ってくる。
大人の「中華風」おせち料理や、各国のお土産、冴子さんの日本のおせち料理などが並び、コズミ博士や、コズミ博士の研究所の所長、奥さんの冴子さん、フィリップも年越しにはギルモア邸にいる。
「今年はヨォ、アメリカ風にこれ上げねーか?」
ジェットが手に持っているコンビニ袋の中にはかなり派手に音がなる打ち上げ花火。
「何言っているの?ここは日本よ!年越しは除夜の鐘を静かに聞くのよ、それに真夜中に花火を上げるなんて近所迷惑じゃない!」
反論は日本人でなく、フランス人。
「お前、日本にかぶれて来たな、そうか、フランス人は年越しよりクリスマスだしな」
「そうね、アメリカみたいに派手にはやらないわね」
「僕の国は年越しは踊り明かすんだ」
ピュンマが楽しかった思い出を思い出すように遠い目でポツンと呟く。
フランソワーズとジェットが顔を見合わせる。
〝踊り明かすピュンマが想像できないんですが…〝
2人の顔は明らかにそう言いたげだった。
「ドイツの年越しってどんななの?」
フランソワーズがアルベルトに聞く。
アルベルトは右手を上げると
「花火でドンパチ」とニヤリと笑う。
「年越しにルールなんてないんじゃない?楽しければいいじゃない?」
ビール瓶を両手に抱えて日本人が登場した。
「日本の正月ってどうなんだよ」
ジェットがジョーに聞く。
「別に決まりなんてないよ、一番理想的なお正月の過ごし方は…」
ジョーは窓際のソファー近くを指差す
「あれだ」
みんな一斉にジョーの指の先を見る。
睡眠の時間でお休み中のイワンがゆりかごで気持ちよさそうに眠っている。
「イワン?」
フランソワーズがジョーに聞く
「そ!理想的なお正月は『寝正月』」
一同は顔を見合わせキョトンとする。
「明日からの寝正月の為に、今騒いでおきましょう!!」
ジョーの掛け声にジェットとピュンマが乗って来た。
フランソワーズはどんちゃん始めた3人を眺めながら
今年も無事全員集まれた事を嬉しく思っていた。
つづきを閉じる