前回作文、過去記事などに拍手ありがとうございます!
仕事始めの方もいらっしゃると思いますが(私もです)
年末からの宿題自称クリスマス作文の続きです。
続きからどうぞ

それから数日が経った。
フランソワーズは公演に向け日々レッスンに励んでいた。
ジョーは博士からの仕事で休む暇もなく忙しくしていた。
そんなある日、ジャンからジョーの元に連絡がある。
久しぶりに街に出てみると休日のような賑わいだ。
どうやらクリスマス休暇に入ったようだ。
「日本のクリスマスと違うだろう?」
キョロキョロしているジョーにジャンが笑いながら近く。
「教会に預けられた時期もありましたから、クリスマスは賛美歌歌っていましたよ」
ジョーが笑う。
ジャンが向かった先は、フランソワーズのレッスン場
「俺1人じゃ何となく居心地悪いだろう?」
あぁ、呼び出された訳はこれか。
でも踊っているフランソワーズは見たことがないから、いい機会かもしれない。
最近は慣れてきたようで弱音も吐かなくなった。
ジャンは幼い頃のフランソワーズの姿を重ねて見ているようだった。
ジョーはフランソワーズのキラキラとした姿を初めて見たような気がした。
本当はこういう世界にいるべき人なのだと。
彼女には光の世界にずっといてもらいたいと。
「アペロ」という夕食前に軽くお酒を飲むのがパリの常識で
日本のような居酒屋は存在しないのだという。
軽く飲む程度だから酔っ払う人もいない。
ジャンとジョーは赤ワインとチーズ
「本当によかったと思っているよ」
久しぶりのフランソワーズの踊る姿にジャンは感無量という感じだった。
「両親が早く亡くなり、俺がアイツを育てたようなものなんだ…子供の頃はおてんばだったが、バレエを始めてからはバレエが全てだった。もう少しで夢に手が届いたのに」
ジャンの言葉に昨夜見た夢がフラッシュバックのように蘇った。
もう一つの世界
彼女が…プロのダンサーになっていたら
それでも
俺の名前を呼んだ
何故?
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