前回記事に拍手ありがとうございます!
昨日お話したリハビリ作文です。
リハビリなのでユルめですが
続きからどうぞ
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長い戦いが終わり、穏やかな日々を送っていた。
その先の事を即考えられる者、しばらくは何も考えずゆっくりする者
故郷に帰る者、残る者
人それぞれ
大所帯だったのがかなり減り、シェフが新しい事にチャレンジする為の準備に入り忙しくなった瞬間、食事の準備は自動的にフランソワーズの役目となった。
慣れない土地の上あまり外出しなかったので、不安ではあったが、買い出しにジョーが車を出してくれると言った時、ホッとしたと同時に少しだけ浮き足だっていた。
車窓を流れる初めての景色
彼女にとっては異国の景色
季節はすっかり秋で黄色や赤のグラデーション
「キレイ…」
思わず漏れた言葉に
「そうだね、日本の秋は紅葉がキレイなんだ」
と返すジョー
買い出しを終え、車に乗る
「あら?道が違うわ」
いくらわからない異国の地でも、先程の道と違う事くらいはわかる。
「天気もいいしちょっと寄り道しようよ」
ジョーの笑顔にドキっとなる
偵察という目的でジョーの車に乗った事はあったが、何もないのに隣にいるのは初めて
そして今、買い出しという理由もなくなり、天気がいいという理由で邸に帰る道と反対方向に走っている。
こんな日が来るとは思っていなかった。
運転席のジョーがこんなに穏やかな人とは思わなかった。
車中話はひたすらジェットの武勇伝で盛り上がった。
「着いたよ」
ある公園の駐車場
そこは紅、黄色が広がる世界
「キレイ」
落ちた葉が絨毯のように敷き詰められているようで…
ジョーより少し前を歩く
気持ちは踊っている
「気をつけて、滑るかもしれないから」
ジョーが声をかけた瞬間
「キャ!」
つるっとフランソワーズのヒールが滑った
「あぶなっ!」
ジョーがフランソワーズを抱き止める
「あ…ありがとう」
転ぶ寸前ジョーに抱き止められる形となり、見つめ合う2人
ジョーは少し何も言わずにいたが、はっと気づいたように
「よかった、何もなくて」と笑った
その笑顔にまたドキッとする
抱き止められた逞しさと
これが有事の時ではないという事に
気づいたらもう
意識せずにいられなくなっていた
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