前回作文に拍手ありがとうございます!
コメントもありがとうございます!
ダイジンのラーメン食べたいですね!
原作の飯店話の時、飯店のお客さん達が「ラーメン作ってくれよ!」って言ってましたよね〜
きっと飯店のラーメンは美味しいんです!
という感じで海の家でも熱いラーメン(笑)
…と、言う訳で。
全く盛り上がりのないまま今回でおしまいです。
夏休みも終わりですしね…
では最終回
続きからどうぞ。

2日目も変わらずの忙しさだった。
期間限定で今日までの出店だから、ひっきりなしにお客さんが訪れる。
厨房の殺気は近寄るのも怖いくらいだが、お昼休みに出してくれたラーメンの味は暑い夏でも美味しかった。
水着姿の人達がラーメンを食べている姿もなかなか滑稽ではあるが…
これが日本では当たり前だとフランス人2名に思われてなければいいが…。
美香は日本人ではない2人を目で追う。
店を閉めたのは、あたりが暗くなる頃だった。
「みんな、ありがとね」
殺気立っていた店主もいつもの優しい笑顔になっていた。
「ねぇ、花火あるから、やらない?」
フランソワーズが店の奥から沢山花火を持ってきた。
「いいねぇ」
フランソワーズが両手に抱えてきた花火を、ジョーが覗き込んでいる。
美香はふと、隣にいたフィリップを盗み見る。
2人の仲睦まじい様子を、穏やかな表情で見ている。
何故?
「わかっているのよ」
そっと隣に来たダイジンが美香に耳打ちをする。
「フィリップはんは、わかっているのよ」
「え?」
「フィリップはんは、フランソワーズの幸せだけを考えてるから…」
「それで彼は幸せなんですか?」
叶わない恋だと知っているのに
フランソワーズさんはフィリップさんの事をこれっぽっちも…
あれ?
それって私も…同じ?
「フィリップはんはまだあんさんの気持ちをわかっていないみたいだけど、ゆっくり時間をかければまだチャンスはあると思うネ」
「わっ!私は!そんなっ!」
「何言ってるね、あんさん顔に書いてあるネ、フィリップはんの事が大好きですって」
「えっ?えっ?」
美香は動揺して顔をゴシゴシする。
「フィリップはんもどこ見てるかねぇ、こんなにチャーミングな女性に慕われているのに」
「えっ?私は…」
「きっと気づいてくれるはずだから頑張ルネ!」
ぽんっと背中を叩かれた。
「美香さんも花火やりましょうよ!」
フランソワーズが呼んでいる。
フィリップはもう砂浜で、ジョーと打ち上げ花火に火を点けている。
パパン!
小さな打ち上げ花火が夜空に開く。
突然舞い降りた夏の思い出
フィリップとの距離は相変わらずだが、応援してくれる人がいる事がわかっただけで心強かった。
「フィリップさん、誘ってくれてありがとうございました。」
美香はフィリップの側に来る。
「何か夏休みらしくなかったけど」
「いえ、最高の夏休みでした!」
2日間こき使われたのが最高の夏休みとは…という不思議な顔をしたフィリップに笑う美香。
フランソワーズが美香を見て笑う。
いつまでもこうしていたい…
そんな夏の終わりだった。
〜おしまい〜
つづきを閉じる