忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

invitation

前回作文と過去作文に拍手ありがとうございます!

夏ももう終わり感ですが…。

妄想倉庫の隠し扉に入れていた作文持ってきました。

妄想倉庫に訪問してくださった方、読んだよボタン押してくださった方ありがとうございます。


続きからどうぞ


拍手







夏のある日に届いた「招待状」


宛名もなく

ただ

今日の日付と19時半

そして

座標だけが記されていた。


それはフランソワーズに宛てた招待状だった。

いったい何?

聞きたくともこの家には誰もいない。

ジョーも
イワンと博士と一緒に学会へ出かけたきり。




時間前に座標通りの場所に立つ


この場所にたどり着くまで、夜なのに沢山人がいると思っていた。
段々人が少なくなり、そして誰もいなくなる。


腕時計で時間を見る

19時半

その瞬間

目の前に大輪の花火


「綺麗…」


この土地では今日花火大会だったのだ。
座標のこの場所はなかなか「普通の」人が来れる場所ではなく、花火を独り占め出来た。


ふっと目の前に人が現れる。

「ジョー!やっぱりあなただったの?」

日本にいないジョーの姿

「よかった、間に合った!」

「帰って…来たの?」

「まだ帰れないんだ、イワンに用事あるから少しの時間飛ばしてくれないか?と頼んだんだ」

少しの時間…

「この場所を教えたかったんだ、花火大会の日に日本にいないってわかったら、どうしてもキミに教えたくなって」

ジョーがフランソワーズに近づく

「もう時間みたい、もっと一緒に見たかったけれど…」

抱き寄せてキスをする。

「会いたかった」

足元から消えていく

近くで感じていた温度が急速になくなっていく

消える直前もう一度キス

瞬間ふわっと無になった。

フランソワーズは何もなくなった両手をだらんと下げる。

私だって…どんなに会いたかったか
でも我慢していたのに

こんなの…
ズルい!

一瞬一緒にいれた人のいない花火なんて

一人きりにされて寂しさが増すことを…
あなたは気づいてはいない。

唇に触れた感触も
抱きしめられた温もりも

ただ

悲しいだけだ。


フランソワーズは美しい花火に背を向け、蹲り泣いていた。







PR

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

トラックバック

ようこそ!

namiの妄想作文置き場です。

サイドメニュー

パスワードは0009です。

お話はこちらで