前回作文に拍手ありがとうございます。
n...さん、コメントありがとうございます♪( ´▽`)
処方箋?私医者じゃないから笑
苦しんでいただきましょう(⌒-⌒; )
今回の作文の最後のその先はみなさまで妄想いただけたらと。
その方がずっと素敵なお話になるのではと思いまして(と丸投げ)
そんなこんなで続きです

どうやって帰宅したのかも覚えていない程、ジョーは混乱していた。
これは現実?
それとももう一つの世界?
ベッドにうつ伏せに寝転んだ。
彼女に淡い恋心を抱いていた。
自分なら彼女を支えられると思っていた。
彼女は…
こんな身体にされたって
夢を追いかける事が出来る
今日の公演を見たバレエ関係者の目に止まるかもしれない。
今からでも遅くはない
部屋をノックする音がした。
「ジョー?どうしたの?」
「フランソワーズ?!公演は?」
「終わったわ、貴方が突然席から離れたから…何かが起こったのかと…」
ジョーはパリに滞在中フランソワーズをバレリーナとして見ていた。
フランソワーズは常に姿なき暗殺者の事を考えていたのか?
ジョーは胸が締め付けられるような感覚に襲われた。
部屋のドアを開けると、そこにいるのは「いつもの」フランソワーズだった。
ジョーはフランソワーズを部屋に入れた。
ジョーはベッドに腰掛ける
フランソワーズはこの部屋に唯一あるソファーに腰掛ける
「何があったの?」
フランソワーズはまだ何か起こったと思っている。
ジョーは大きなため息をつく
「何も起こってないよ…」
「そうなの…よかった、あなたが突然席を立ったから何が起こったのかと気になっていたわ」
「ごめん…舞台はどうだった?」
「大成功よ!」
心配していたフランソワーズの顔がパッと明るくなる。
成功に終われた満足感が伝わる。
「…戻った方がいいんじゃないか?」
「え?」
「大成功で舞台を終えたんだ、劇団のみんなと打ち上げだろ?」
「最初から出るつもりはないわ…これで終わり」
フランソワーズは腕をうーんと上げる
「さぁ、日本に帰ったら忙しいわね、イワンちゃんとお世話してくれているかしら?まだ寝ている時間よね?」
フランソワーズが笑いながらジョーを見ると、顔を手で覆っていた。
「…どうしたの?」
何も起こっていなかったのに、舞台を途中退席したり、舞台が成功したのに何かに悩んでいる様子のジョーにフランソワーズは不安になる。
しばらくの間があると、顔を手で覆いながらも話し始める。
「夢を…見るんだ」
「夢?」
「パリに来てから毎晩見るんだ…もう一つの世界の夢を」
「もう一つの世界?」
「あの日…誘拐されなかったら…その世界の夢」
「あの日がない…私達の夢?」
「キミは世界中を飛び回るバレリーナになっていて、日本で…俺と出会う」
「でも…それは…ジョー、あなたが考えだ世界でしょ?あなたの夢の中で…」
「見た事ないキミの舞台を先に夢で見ていたんだ!今日の公演のキミが夢の中で雑誌に載っていた!そんな事があるわけない!」
フランソワーズはジョーに聞こえるように大きく息を吐く
「もう一つの世界があるかどうかはわからないわ、でもここにいる私はあの日運命を変えられたのよ、少しづつだけれど自分を取り戻し初めているわ…それは…あなたが…」
フランソワーズはベッドに座り顔を手で覆ったままのジョーを抱きしめる。
ジョーが驚いて顔を上げる
「フランソワーズ…」
「あなたがいてくれたから、あなたが助けてくれたからよ!そんな別の世界に翻弄されないで!今目の前にいる私を見て!」
いつからか気づいていた、いつからか気持ちを抑え込んでいた。
でも
もう
フランソワーズのまっすぐな言葉と
暖かい温もりと…
ジョーは抱きしめられていたフランソワーズの肩に手を置き、顔を見た。
目の前にいるのは紛れもない
フランソワーズそのものだ
別の世界の遠い存在のフランソワーズではない。
今まで見てきた自分の知っている…
離したくない位自分の中で大きくなってしまっていた彼女の存在
「キミが…好きだ」
フランソワーズは真剣にジョーを見ていたが、ジョーの言葉につっ…と涙を流す。
フランソワーズはジョーにこれが答えと言わんばかりにキスをする。
それが合図のようにジョーの抑えていた感情が溢れ出す。
2人はベッドに倒れ込んだ
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