前回作文に拍手ありがとうございます。
n...さん、いつもコメントありがとうございます(⌒▽⌒)
待っていただき恐縮です(⌒-⌒; )
かなり遅れてますが...
次の行事近づいてますが(-。-;
とりあえずこっち進めます。
続きからどうぞ

クリスマス公演はクリスマスより数日前に行われる。
クリスマスは家族と過ごすお国柄がそうさせるのか。
ジョーはジャンと一緒に会場に向かう。
「公演終わったらすぐ戻るのか?」
ジャンは忙しくあまり会えないフランソワーズに対し寂しい思いを感じているようだ。
「クリスマスはまだいますよ、2人で食事にでも行けばいいじゃないですか」
「キミは?」
「仕事終わらないから舞台見てから帰国までアパルトマンに缶詰ですよ」
家族のいないジョーにはクリスマスなど普通の1日と変わらなかった。
毎晩の夢のせいで正直フランソワーズの顔も見れなくなっていた。
今は忙しいから彼女も気にしていないと思うが、公演が終わると帰国までフランソワーズは隣の部屋にいつもいるようになる。
もう一つの世界がジョーの気持ちを沈ませる。
小さな劇場だが満席だった。
家族や親戚、友達だらけよとフランソワーズは笑っていた。
パリでは珍しくない重厚なつくりの劇場
ベルベット貼りのシートは、沢山のゲストを迎えた歴史を物語るようなかすれ具合。
そのシートにジャンと並んで腰掛ける。
この前練習を見た時とは違う空気だった。
重い幕が開き、音楽と共にバレリーナ数人が登場する。
一糸乱れぬその舞に釘付けになる。
そして
左の舞台袖から現れたフランソワーズ
ジョーの知っているフランソワーズではない。
自分から意見が言えなかった頃
いつも俯いて運命を恨んでいた頃
ジョーに少しづつ心を開いていく様子
ジョーの本心を知りたくて家を出た時
ジョーがフランソワーズと出会ってから今まで見てきたどの表情でもないフランソワーズがそこにいた。
それがジョーを毎晩悩ませる「もう一つの夢」とリンクする。
彼女はここで生きるべきなんだ。
彼女はここにいるべきなんだ。
最後まで見れず、体調が悪いとジャンに謝り席を立った。
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