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Another 17

前回作文に拍手ありがとうございます。

今回で終わります。
遅れすぎてごめんなさい。
ほら、ブログ使えなくなっていたから(それだけではない)


最後までお付き合い感謝です。



続きからどうぞ








拍手




目を覚ます


パリに来て初めて夢を見なかった。

隣にはフランソワーズが眠っている。

その寝顔はとても愛しく、いつまでも見ていたいと感じるほどだった。


前にフランソワーズが言っていた言葉を思い出す


「今までした事ない事」


自分から

告白をした事などなかった

こんなに人を愛せる事もなかったな…。


一瞬博士とジャンの顔が浮かんだ


「ごめんなさい」



フランソワーズが目を覚ます

「おはよう」

ジョーはフランソワーズにキスをする

フランソワーズはニコッと笑うと

「おはよう」と返す。


お互いの気持ちが通じ合った今、殺風景だったこの部屋も暖かい空間になっていた。

一度決壊してしまった気持ちは止まる事なく溢れ出している。

それはきっとフランソワーズも同じはず。
「今日はクリスマスイブですが?どういう予定なの?」

フランソワーズの言葉にジョーがあっ!と言う。

「キミは今日一日ジャンさんと過ごす事になっていた!」

「なっていた!…って私そんな約束してないわよ!」


気持ちが通じ合い恋人になったばかりではあるが、クリスマスイブに兄と過ごせというジョーにフランソワーズは抗議する。


「ジャンさん、キミとゆっくり話出来ずに寂しそうだったよ、日本に帰ったらなかなか会えないんだからさ」



「もう!私子供じゃないんだから!」


「そうだね、子供じゃない」


 ジョーの言葉にフランソワーズが赤くなる。


「もう!ジョーのバカっ!」


ジョーは笑うと


「俺は溜まった仕事が終りそうもないので、缶詰で頑張るから…あ、早くこの部屋から出ないとジャンさん迎えに来るから、俺の部屋にいたなんて事になったら…」


「なったら?」


「俺がコロサレル…」


「大変!何で早くそれを言ってくれないの?兄も兄よ!ジョーじゃなく私に言ってもらいたいわ!」


ベッドから出ようとしたフランソワーズをジョーが引き戻す

「急がないと!何しているのよ!」

ジョーがフランソワーズを抱きしめるとキスをする。


フランソワーズも一瞬その場の雰囲気に巻き込まれそうになったが、唇を離し

「お兄ちゃんに殺されたいの?」と言い、ベッドから離れ、服を着て部屋を出た。


そんなフランソワーズの後ろ姿を眺めながら、これからどんな事があっても彼女を守り通すと心に誓っていた。


「…仕事しなきゃな…」


ジョーは大きく伸びをしてベッドから降りた




おしまい











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