前回作文に拍手ありがとうございます。
今回で終わります。
遅れすぎてごめんなさい。
ほら、ブログ使えなくなっていたから(それだけではない)
最後までお付き合い感謝です。
続きからどうぞ

目を覚ます
パリに来て初めて夢を見なかった。
隣にはフランソワーズが眠っている。
その寝顔はとても愛しく、いつまでも見ていたいと感じるほどだった。
前にフランソワーズが言っていた言葉を思い出す
「今までした事ない事」
自分から
告白をした事などなかった
こんなに人を愛せる事もなかったな…。
一瞬博士とジャンの顔が浮かんだ
「ごめんなさい」
フランソワーズが目を覚ます
「おはよう」
ジョーはフランソワーズにキスをする
フランソワーズはニコッと笑うと
「おはよう」と返す。
お互いの気持ちが通じ合った今、殺風景だったこの部屋も暖かい空間になっていた。
一度決壊してしまった気持ちは止まる事なく溢れ出している。
それはきっとフランソワーズも同じはず。
「今日はクリスマスイブですが?どういう予定なの?」
フランソワーズの言葉にジョーがあっ!と言う。
「キミは今日一日ジャンさんと過ごす事になっていた!」
「なっていた!…って私そんな約束してないわよ!」
気持ちが通じ合い恋人になったばかりではあるが、クリスマスイブに兄と過ごせというジョーにフランソワーズは抗議する。
「ジャンさん、キミとゆっくり話出来ずに寂しそうだったよ、日本に帰ったらなかなか会えないんだからさ」
「もう!私子供じゃないんだから!」
「そうだね、子供じゃない」
ジョーの言葉にフランソワーズが赤くなる。
「もう!ジョーのバカっ!」
ジョーは笑うと
「俺は溜まった仕事が終りそうもないので、缶詰で頑張るから…あ、早くこの部屋から出ないとジャンさん迎えに来るから、俺の部屋にいたなんて事になったら…」
「なったら?」
「俺がコロサレル…」
「大変!何で早くそれを言ってくれないの?兄も兄よ!ジョーじゃなく私に言ってもらいたいわ!」
ベッドから出ようとしたフランソワーズをジョーが引き戻す
「急がないと!何しているのよ!」
ジョーがフランソワーズを抱きしめるとキスをする。
フランソワーズも一瞬その場の雰囲気に巻き込まれそうになったが、唇を離し
「お兄ちゃんに殺されたいの?」と言い、ベッドから離れ、服を着て部屋を出た。
そんなフランソワーズの後ろ姿を眺めながら、これからどんな事があっても彼女を守り通すと心に誓っていた。
「…仕事しなきゃな…」
ジョーは大きく伸びをしてベッドから降りた
おしまい
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