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umbrella (another World 2)

前回作文に拍手ありがとうございます(´∀`)

何故これにこだわったのか自分でも不思議ですが笑

明るい梅雨作文別バージョンその2です。


続きからどうぞ




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拍手





ジョーは車窓に流れる雨にため息をつく

「間に合わなかったか…」


家に着くまで降らなければいいなと鉛色の空を見ながら電車に乗った。

電車から降りた頃には雨は本降りになっていた。

雨の予報ではなかったから、傘を持っていない。

梅雨時期だから予報など信用してはいけなかった。


傘を買うか

小降りになるまでどこかで時間を潰すか…


思い巡らせながら改札を出る。




改札の先にいた人の姿を見つけ、思わず呼び止める。

「フランソワーズ?どうしたの?」

ここにいる筈のないフランソワーズがいた。

「用事があって丁度通りかかった所なの」

「偶然だね」


ちょっとでも時間がズレていたら会えなかった。

偶然ってあるんだなぁ。


驚くジョーにフランソワーズはにっこりと笑う


「傘持っていないでしょ?」

「アタリ!電車に乗っている時雨粒みて『あーあっ』って思ってたとこ!」

「傘これヒトツなんだけれど…家までなら大丈夫よね」


フランソワーズは白い傘をジョーに見せる。


フランソワーズの背後に見えたものに、ジョーは傘を開こうとしたフランソワーズの動きを止めた。
開こうとした傘にかかっていた手の上に手を重ねる。

「ほら」

そういうともう片方の手で空を指す


「雨、もうすぐ止みそうだからさ、雨宿りしていかない?」

「え?」

空を指した指は駅前の最近できたカフェに移る。

「キミ行きたいって前に言っていたよね?」


テレビでさらっと紹介していたカフェを「行ってみたいわ」と言っていた。

それから毎日ここを通る度に「フランソワーズ行きたいって言っていたよな」と思い出していた。

そこで楽しそうに話しているカップルに自分達の姿を重ねていた。


誘うタイミングがなく諦めていたけれど、

チャンスは転がり込んでくるものだ。

「ワッフル食べたいって言っていたよね?」

フランソワーズが頷く。


雨は鬱陶しいものといつも思っていたけれど、こんなラッキーがあるのなら
雨もいいなと思っていた。
Happy   Rainy  Day    






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