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new year 3

新春作文、今回で終わりです。
お付き合いいただきありがとうございました!


続きからどうぞ




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「みんな眠っているわね」

「遅くまで騒いでいたからそう簡単には起きないだろうね」

「美香さんも楽しんでくれていたみたいでよかったわ」

「佐伯さん、キミの部屋で寝てもらえばよかったのに、あんな雑魚寝の中で寝るなんて」

「言ったのよ、でもあそこでいいって」

ジョーとフランソワーズが美香とフィリップのいる方へ顔を向けた


美香は慌ててフィリップの口を手で塞ぎ息を潜めた。

幸いまだ薄暗く、気づかれていないようだ。

2人が海の方を向いたので、フィリップから手を離す

「はぁぁー、何するのぉ!」

フィリップが美香に声を上げたので

「シーっ!」と口に指を当てた。

フィリップは美香のそんな仕草にもドキッとした。


「おかしい…」

「どうしたんですか?」

「いや…何にもない」



テラスではジョーとフランソワーズが並んで話している。


「きっと美香さん、フィリップさんのそばにいたかったのね」

「ボクにはっきりしろとか言うけどさ、自分が一番はっきりしてないんだよなぁ」

ジョーが笑う


美香はフィリップにジョーとフランソワーズの会話が聞かれるかドキドキしたが、
美香の話題の時は奇跡的に大騒ぎしていて、聞いていなかったようだ。



やがて空が白み始める。


オレンジの空になっていく

「初日の出だね」

「Meilleurs voeux!」

「あけましておめでとう!」


美香は息を止めた。


見ている事がバレないように…ではない。

登る朝日に2人の姿

キスはとても…


美しかった。


思わず「キレイ…」と声が出た。


隣のフィリップはイライラした様子だったが、これを見せられてもまだフランソワーズに想いがある事に美香は苛立ちさえ覚える。


そしてフィリップと自分にはこのようなシーンは到底訪れる事はないんだと。


2人が戻って来たので、フィリップを引っ張り、その場で寝たフリをする。


ジョーが美香の前に座り美香の耳許で


「見たな」


と、囁いた




おしまい★





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