前回記事に拍手ありがとうございます。
9月になっちゃいましたが…
夏作文続きです。
ちょっと長くなってしまいました(^_^;)
続きからどうぞ
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今日も開店から客が絶える事なく
みんな会話すら出来ず、食事もままならないまま閉店時間を迎えた。
「あとこれが何日あるの?」
思った以上にハードな肉体労働に若柳は弱気になる。
「3日」
この状況に慣れているフィリップがぶっきらぼうに言う
「他にバイト雇えよー」
「バイトの子達が休みの間の手伝いだから、ほら、働き方改革」
「はぁ?バイトの穴埋めなのか?
島村先輩から美人のビキニギャルが沢山見れるいいバイトがあるって誘われたから…」
「ジョーさん!」
フィリップが少し離れた場所にいたジョーを呼ぶ
「バレたか」
ジョーは少しも悪びれず舌を出す。
「そうだよな、若柳がホイホイやってきたから、おかしいなとは思っていたよ」
フィリップが呆れる。
「さぁみなさんお疲れ様です!」
フランソワーズと美香がラーメンを持って来た。
「まってました!まかないラーメン!」
フィリップとジョーは「お腹すいたー!」とラーメンにかぶりつく。
美香が若柳の前にラーメンを置くと
「美香…疲れたよ」
若柳は美香の手を握る。
「若柳さんっ!ちょっと!」
美香は困った顔でフィリップに助けを求めようとしたが、フィリップは目の前のラーメンに夢中だった。
「もう、若柳さん、やめなさいよ!美香さん困っているじゃない」
「マドモアゼル、僕だって今日1日頑張ったんだからご褒美くらい欲しいよ…」
今度はフランソワーズの手を握る
その瞬間
スコーン!
お盆が若柳の頭を直撃した。
若柳はそのまま倒れ込む
「ジョー!危ないじゃない!」
「あ、ごめん、手が滑った」
不気味な程の笑顔
そんな様子を見ていた美香
島村さんはどんな時もフランソワーズさんを見ているのね…
「島村先輩、冗談キツイなぁ」
若柳が起き上がる
「若柳さん、そんな事はいいから早くラーメン食べちゃって!伸びちゃうわ」
フランソワーズに言われ大人しくラーメンをすする若柳
「食べ終わって一息ついたら泳がない?」
ジョーの提案に皆が海を見る
あたりは真っ暗
昼間沢山の海水浴客がいた海もひっそりとしている。
美香は数年前に買った水着をちゃんと着ていた。
「今ならプライベートビーチだ」
日中の暑さと疲れを吹き飛ばすようにフィリップとジョーは海に飛び込んだ。
若柳は美香とフランソワーズの側にぴったりついている。
「若柳さんは泳がないんですか?」
「キミ達の水着姿を拝んでからと思ってね…」
「若柳さん…次はお盆より強力なもの飛んできますよ!」
美香がジョーを指差して若柳に耳打ちする。
「それは困る!」
笑いながらフィリップ達のところへ行く
「若柳さんって仕事の時は真面目でとても厳しいんですけれど、その他がこうだから」
美香の言葉にフランソワーズが笑う
「美香さんも若柳さんに慣れたみたいね」
「慣れた?」
「えぇ」
そう言うとフランソワーズはTシャツとショートパンツを脱いだ
「美香さんも入りましょう!大丈夫、私が側にいるわ」
フランソワーズの美しい身体を目の当たりにして、美香は言葉を失った。
とても水着姿では並べない!
「どうしたの?水着…着てきたのよね?」
「ご…ごめんなさい、水着忘れちゃって、私ここにいますから
フランソワーズさん泳いできてください」
「そう、残念、明日は着てきてね」
そう言うとフランソワーズはジョーの方に走っていく。
若柳とフィリップがフランソワーズを目で追っているのに気づくと
胸が締め付けられるように痛んだ。
フィリップと一緒に泳ぎたいと買った水着。
Tシャツの中で出番を逃していた。
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