前回作文と過去作文に拍手ありがとうございます(^_^)
連載3話です。
続きからどうぞ。

七夕が過ぎても七夕飾りはテラスの手摺りに括ったままだった。
これをどうやって片付けるのかがわからなかった。
ジョーに聞けばわかるかもしれないけれど、あの日以来機嫌が悪い。
そう、すべて私のせい。
テラスに出ると満天の星。
流れ星が海に落ちる。
願いはいつも
「パリに帰りたい」
でも…
何故それが叶うという時に尻込みしてしまうんだろう。
何故素直に「ありがとう」と喜べなかったのだろう…
あれから…
何年経ったのかしら…
仲の良かった友達の顔を思い出す。
今、何をしているのかしら…。
会いたいのに…
会うのが怖い…
七夕飾りにそっと手を伸ばす。
本当に欲張りに沢山の願い事を書いている。
紐で括ってある部分に隠れるようにぶら下がる短冊を見る。
ジョーはこれを見たから?
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