新連載読んだよって方
感想文など拍手コメントや、メールなどでお待ちしています。
私の作文はなかなか進まない…
夏の間に終わることができるのか!!
暑いのが悪いんだ!!
という訳で(どういう訳だ)
とりあえず3話です
続きからどうぞ

蒼一色だった海と空が色を変える
空の下と海の上がオレンジ色に染まり始める。
寝返りをうつ途中で目を覚ましたフランソワーズ
「ん…」
身体を起こすと窓の外はオレンジだった。
「朝ね…」
少し伸びをすると、隣で眠る恋人にキスをする。
「…今日までね」
昨日の夜、フランソワーズは確かに「見た」
その姿は人間かと疑うものだった。
頭が異常に大きく、身体とアンバランスだった。
でも身軽に走って逃げていった。
水泳選手並みのクロールで向かった場所
それはフランソワーズにしか見えていなかっただろう。
島…というより、動く「要塞」
一瞬見えたが、すぐ消えた。
それと同時に日本のレーダーに反応があり、ピュンマからの電話にジョーが出ていた時だった。
ポイントが掴めたので、日が暮れたら近くの無人島に向かう。
次に「島」が出るのはいつの事かわからない。
それまで無人島暮らしとなる。
ジョーがこれから無人島の所有者に貸し切りの交渉をしに行く。
観光地としての無人島ではない。
だから手付かずの何もない島だ。
ピュンマからの指示なら仕方ない。
寝心地のいいベッドともお別れだ。
「バカンスも終わりね」
思わず口から出た独り言
「え…何?」
隣で眠っていたジョーが目を開ける。
「ごめんなさい、起こしちゃった?」
まだぼんやりと眠りの世界と行ったり来たりのようなジョーの顔にフランソワーズは微笑む。
まだ眠りたいと言った顔で「おはよう」と言う。
フランソワーズはそんなジョーにキスをする
「おはよう」
とびきりの笑顔と共に。
昼過ぎの市場は焼けるような暑さだった。
ジョーが島の所有者と交渉している間、フランソワーズは市場にいた。
無人島に持って行く物を少しは用意しようと思い、歩いていた。
地元住民の話が耳に入ってくる。
不思議な…宇宙人のような生き物の遭遇話があちこちから聞こえてきた。
昨日が初めてではないらしい。
市場でも物が盗られるなどの被害があるようだ。
人間?それとも…。
「ここにいたんだ」
ジョーがぽんと肩を叩く。
「島の所有者から許可が下りたから、夜には出発する」
フランソワーズは昨日の夜見た光景を思い出す。
あの「人間」もそうだが、一瞬見えた「要塞」
普段はフランソワーズさえも見えない。
おそらく…
あの「人間」が「要塞」に出入りする時にステルスが解除になり、一瞬レーダーに反応するのだろう。
一瞬ではあったけれど、島全部の「要塞」
あれを作れるのは…
市場の話を聞いていても、誘拐事件などはない。
何故あの「人間」はこの島に上陸するのか?
何の為?
ホテルに戻り、名残惜しく荷物をまとめる
「この件が早く片付けば、もう少しここに泊まれるかもしれないよ」
名残惜しさを感じたのか、ジョーが言う。
簡単に片付くはずがない。
あの要塞も人間離れした「生物」も
見えたから
見てしまったから
これから起こる避けられない戦いに不安が襲っていた。
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