前回作文に拍手ありがとうございます!
拍手コメントもいただきありがとうございます(^-^)/
毎回ドキドキしていただき嬉しいです!
では3話です。
続きからどうぞ。

シーズンも半分が過ぎ、夏休みになった。
1ヶ月近い休暇を、レーサーや関係者は有効に使っていた。
日本に帰れるかもしれないという連絡があったのは、休暇が始まってすぐだった。
「帰ってきても私はいないわ、フランスに帰るから」
「そうか…3日間位なら戻れそうだったんだけど…あ、そうだ。じゃあボクがフランス行こうか?」
「ごめんなさい、その日はもう約束があって…」
通話を終え、溜め息をついた。
「あれ?フランソワーズ、フランスに帰るんだっけ?」
盗み聞きするつもりはなかったが、聞いていない予定だったから、ピュンマが問いかける。
フランソワーズは首を振る
「帰らないわ」
「え?じゃあ何でジョーに嘘ついたの?」
「どうして…なんだろう…」
質問の答えになっていないが、勘のいいピュンマには解っていた。
フランソワーズはバルコニーに出て、空を仰ぐ。
照りつける太陽に目を細める。
夏の夜はバルコニーで、星を見ながらずっと一緒にいた。
時には砂浜に降りて並んで歩いた。
素足になり、波がかかる所まで行ったりした。
じゃれあって2人びしょ濡れになったりもした。
他愛ない時間。
何もない平和。
今はひとり海を眺めていた。
その瞳には涙が流れていた。
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