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アナバ 1

前回作文に拍手ありがとうございます!

桜マラソンまだまだ続きます。
今回は…読み流していただいて結構です^_^;

続きからどうぞ。

拍手





「この辺でいいかしら?」
「これくらい広く取らないと全員入らないでしょ?」

ジョーとフランソワーズは大きなブルーシートを広げる。

「この辺は穴場なんだけど、こんなに見事な桜だから、今日は混むかもしれないよね。後はぼくが場所取りしているから、キミはダイジンの所に手伝いに行って来たら?」


桜の開花の時期に、みんなが集まり花見をしようという事になり、じゃあコズミ博士の所の研究員も…なんて声をかけたら20人近くになってしまった。

ダイジンは花見弁当作りに大騒ぎで、猫の手も借りたいくらいだろう。


「そうね、手伝いに行ってくるわ、ちゃんと場所取りお願いね」

「うん、任せておいて」


フランソワーズを見送ると、ジョーは持ってきたリュックから本を出し、シートに仰向けに寝転んで本を読む。
視界の隅に桜が見える。


活字を追いながらもポカポカ陽気につい眠くなり、いつの間にか眠ってしまっていた。


話声に目が覚めると、数人の女の子がジョーに向かってスマホを向けていた。

「な⁈何?」

いきなりの事で飛び起きる。

女の子達は「起きたわ」とひそひそ話をする。

「き…君たちは何?」
半分寝ぼけて半分動揺しまくったジョーが女の子達に問う。


「女子高生よ、桜が綺麗だからお花見に来たら、あなた気持ちよさそうに眠っているから…学生?」
女子高生のひとりがブルーシートに上がってくる。

「ううん、もう社会人だよ、こう見えても」
外見18歳なのだから、学生と思われても仕方ない。


「お菓子持って来たんだけど、一緒にどうですか〜?」
もう1人の女子高生が、コンビニの袋いっぱいのお菓子を持ってブルーシートに上がってきた。

「ありがとう、でも場所取りしてるからな」

「ちょっと位いいじゃないですか〜」
また後ろから3人位女子高生が現れる。


女子高生のお菓子花見の真ん中に座る形になってしまい、どうしてみようもないジョーに、助け船がやってくる。



「あぁもう、迷惑そうな顔してるでしょ?あなた達あっち行きなさいよ!」

制服の女子高生集団に一喝入れ、女子高生集団はブツブツ文句言いながら立ち去った。

「ありがとう、助かったよ」

「隣にシートいいですか?」
女子高生を追い出した女性が、カバンから出したものはブルーシート。

「あ、いいですよ」
自分の土地じゃないんだから、別に許可なくとも…

ジョーの一言で、その女性は「いいそうよ!」と確かに誰かを呼んだ。

またまたぞろぞろやってきた。


「君たちは…何者?」

「女子大生で〜す!サークルの花見なの!実はさ、男子達がみんなイケてないのよ、だから是非一緒に盛り上げてもらいたいな〜って」


女子高生追い出しておいて…。
ジョーは冷めた目で女子大生を見た。


「お弁当作って来たんですよ!よかったら!」
すかさず1人の女子大生が重箱を差し出す。

「でもサークルの人に食べてもらうために作ったんでしょ?」

「いいんですよ〜あいつらなんかコンビニ弁当で充分!」

言われちゃってるよ、頑張れ男子大学生…。


ちょうど小腹がすいてきた、ちょっとだけいただくか。

「ちょっとだけもらうけど、後は買い出し頑張ってる男の子達に食べさせてあげてよ。」


フランソワーズもきっとダイジンの手伝いをしながら 手作りの弁当を作ってくれるに違いない。
ここでお腹いっぱいにしたら…フィリップに食べられる。

それだけは避けたい。

少しだけ女子大生の弁当をつまみながら、先程と大して変わらない質問攻めに
途方に暮れている時、カツカツとヒールの音が近づいた。


〜つづく〜



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