前回記事と過去作文に拍手ありがとうございます!
ひとりごとブログや、namicafeで予告してました桜マラソン企画。
桜が散るまで桜ネタをと思っていますが…
走る前から息切れしてます>_<
とりあえず
続きからどうぞ。

「綺麗ね」
桜は満開だった。
天気もよく満開の桜が見れる最後の休日という事もあり、桜並木は沢山の人で賑わっていた。
「しかし凄い混雑だな、桜を見に来たのか人を見に来たのかわからないくらいだ」
ジョーが話している間にもすれ違う人の肩がぶつかる。
「日本人は桜が好きよね」
「フランスにも桜咲いているんだよね?」
「ええ、でもこんな桜並木はないわ」
見上げるとピンク一色。
「来週には散ってしまうんですものね」
「潔いよね」
「フランスは桜の花言葉を『私を忘れないで』と言うのよ」
「この季節に忘れないで…か」
日本は桜が咲く頃は別れの季節。
散りゆく桜に思いを馳せる。
フランソワーズはジョーから少し離れると
「この桜をこれから毎年見る時、私を思い出してね」
と笑う。
満開の桜をバックに笑ったフランソワーズが儚く見えて、ジョーは急に不安になる。
「何を言ってるんだよ、これから毎年一緒に見るのにキミを忘れる訳はない!」
ジョーは少し怒ったようにフランソワーズの手をぎゅっと握る。
「離さないから…」
人混みに聞き取れないようなジョーの声をフランソワーズはきちんと拾う。
「ありがとう」
フランソワーズはジョーが握った手を握り返した。
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