前回作文&記事に拍手ありがとうございます!
「ひとりごとブログひとり立ち計画」
…失敗です(*_*)
反省文はダラダラ書いてしまうので、やっぱりひとりごとブログで反省します。
何か安定しなくてすみません。
落ちつけ!自分。
では作文第2話です。
続きからどうぞ。

あの日から時間が止まってしまった。
季節が進んでいる事にも気付かなかった。
用事で出かけた先で見た桜並木に、春が来たのだとようやく気づく。
あれから出かけるのが怖い。
みな無責任に平和を口にする。
誰が…この平和を守ったかも知らずに。
海岸を散歩した。
ここなら…波しか見えていないサーファーしかいない。
平和なんて口にする人もいない。
砂浜に腰を下ろす。
どこからか桜の花びらが飛んでくる。
空を見上げる。
もう、何度見上げた事だろう。
還っては来ないのに…
ここを離れる前に、彼の側にいた。
確かな物が欲しかった。
不安で…彼の側にいたかった。
まだ冬の星空が空いっぱいに散りばめられていた。
ジョーは砂浜に一人座り空を見ていた。
「そんなに見つめていたら、空に穴があいちゃうわよ」
不安を打ち消すようにわざと明るく言った。
ジョーは一瞬フランソワーズの方を向くとまた空を見上げる。
「あの空の向こうって…どうなっているんだろうね?」
子供みたいに無邪気な物言いに、明日から自分達に起こる事など全く感じさせなかった。
どんな戦いになるのか
どんな戦いにしても彼は最前線にいるのだから…。
フランソワーズはジョーの隣に腰掛ける。
「静かね…」
波の音が規則正しく聞こえるだけで、後は何も聞こえない。
この世の中に2人しかいないような。
「まだ寒いわね」
フランソワーズは持ってきたブランケットをジョーに渡す。
「キミのは?」
「私は今来たばかりだから」
その瞬間
ふわりとブランケット毎抱きしめられた。
「ジョー?」
抱きしめた腕を緩め、顔を上げる。
ジョーの顔が目の前に来て、フランソワーズは動揺する。
「ど…どうしたの?」
ジョーはフランソワーズの頬に手を添える。
吸い込まれそうな瞳の奥に、明日への恐怖が見えたようで、びくっとなる。
それを彼は誤解したようだ。
「ごめん…こんな時に…」
再びジョーはフランソワーズを抱きしめた。
「無事に帰ってこれたら…またここに2人座れたら…」
あの日を思うと涙が止まらなくなる。
あの時、ジョーの瞳の奥は、恐怖なんかじゃなかったのだと。
彼は必ず帰って来ると信じていた。
だから私に…キスをしなかった。
あの時
気持ちをきちんと伝えておけば…
でももう戻れない。
後悔だけが胸を締め付ける。
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