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Another 6

前回作文と前回記事に拍手ありがとうございます。

今年中に終わらせたいと思っていますがどうなるか…。

続きからどうぞ






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レッスン日初日

フランソワーズは身支度を整えると、隣のジョーの部屋のドアを叩く。

しばらくすると眠そうなジョーが顔を出す。

「おはよう、どうしたの?眠れなかったの?」

「時差ボケかな?今日はここにいるから何かあったら連絡頂戴」

夢を思い出しそうでまともに顔を見れず、フランソワーズには不機嫌に見えたかもしれない。


「…わかったわ、いってきます」

「いってらっしゃい」

頑張ってという言葉を出そうと思ったがやめた。


それが尚素っ気ない態度に見えてしまったかも知れない。

それでも「頑張れ」という言葉は今使うべきではないとジョーは思った。


部屋の窓からレッスン場に向かうフランソワーズを見る。


これから公演が無事に終わるまで、フランソワーズのサポートをしなければと思うのだが、どこまで彼女のプライベートに踏み込めばいいのかわからない。

保護者のようにレッスン場に一緒に行く訳にはいかない。

すぐ駆けつけられる距離にはいる。

もちろんこのアパルトマンもその一つだ。

ジョーはフランソワーズが見えなくなると、窓から離れる。



フランソワーズはレッスン場の前で深呼吸をする。

長いブランク、過去の自分を知る人達の中で上手くやっていけるか?

昔のように…踊れるか?

昨日までは気持ちが高揚していたが、今は不安の方が大きかった。


ジョーからの「頑張れ」も欲しかったが、今朝の彼はとても素っ気なかった。

時差ボケなんて言っていたけれど…

昨日の話に気を悪くしているのでは?


トゥシューズの入ったバッグをギュッと抱きしめる。

今はごちゃごちゃ考えない!

目の前のバレエに集中するのみ!


フランソワーズは大きく深呼吸をすると、レッスン場のドアを開けた。
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