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Another 4

過去作文に拍手ありがとうございます。
ツイッターの方もいいねありがとうございます(⌒▽⌒)



進める!でも進んでないなぁ(⌒-⌒; )


続きからどうぞ






拍手







話が決まれば急いでパリに向かう。


劇場から近い19世紀に建てられたアパルトマンを借り、生活を始める事になる。

アパルトマンは5階建

その最上階に住む事になった。

エレベーターはなく、螺旋階段。

荷物運びには苦労するけれど、そんなに大荷物を運ぶ事もない。

家具も備え付けのアパルトマンだから、最低限の荷物でよかった。

フランソワーズはパリの家で使っていた物を少し持ってきた。


隣の部屋にはジョーが住む。


ボディーガードなのだが、博士からは莫大な「お土産」付きで、フランソワーズがレッスンの間はその仕事に追われる事になるだろう。

観光すらさせてくれる気ないんだとジョーが膨れると、フランソワーズは笑った。



引越しを終えた翌日から、早速劇場に通い、レッスンを始める事になる。


2人はアパルトマン近くのビストロで夕食を食べる。

ジョーはそのビストロを覚えていた。


ここが故郷のフランソワーズには気にならない場所なのかもしれないが、
ジャンと再会したビストロだった。


あの時、フランソワーズはジョーに同席を頼んだ。


いたたまれない気持ちだけが蘇る。


そんなジョーの気持ちなど気にする事なく、今夜のフランソワーズはおしゃべりだった。


きっと明日からのレッスンに気持ちが昂ぶっているのだろう。


バレエ学校時代の思い出や、初めての公演の話など

彼女の思い出話はどれもキラキラしていた。


「クリスマスはいつも公演で忙しかったわ。千秋楽後の打ち上げがクリスマスパーティーになるの、家族と過ごしたのも子供の頃だけよ。ジョーはクリスマスはいつもどうしていたの?」


故郷のクリスマスシーズンだったからか、明日からの自分に気分が高揚していたのか、思わず出てしまった言葉に、ジョーの顔が曇った。


出会った頃の表情に、フランソワーズもハッとなる。

「クリスマスも何も…いつも生きるので精一杯で、そんなもの楽しんだ事もないよ。」


「ごめんなさい…私…」

「いいよ、気にしないで」


ジョー自身あまり気にしていなかった。
フランソワーズの気持ちが昂ぶっている事も、フランソワーズがクリスマス公演に向けて頑張ろうとしている証拠だから、日本で悩んでいた様子も見ていたから、素直に「良かった」と思えていた。


「明日は早いんだろう?帰ろうか」


食事が終わると街のイルミネーションを楽しむ事もなくアパルトマンに帰る。


お互いの部屋のドアを開けると
「おやすみ」と言い部屋に入ってドアを閉めたジョー。




フランソワーズはドアの前でしばらく開く事のない隣の部屋のドアを見つめていた。



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