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distance 1

2008年に週刊少年マガジンで掲載された009トリビュートより。
そこでのジョーとフランソワーズがとても気になりまして^_^;

ジョーが微妙に俺様です。
そして無駄に長いです。
よろしければお付き合い下さい。


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distance
~Magazine version~

1.

「これを預かって来ました。」
何故、自分がこの国にいるのだろう…何故、この人と話をしているのだろう…。


~・~・~・~・~

彼女はいつも伏し目がちにこっちを見る。
笑顔もさみしそうだ。

最初はなんて暗い女なのだろうと思っていた。

仮住まいしていた神奈川から、東京に出る用事があった。
東京なんて…何年振りだろう。

満員電車に揺られながら、流れる景色を眺めていた。
あの頃と…同じようで違う。

電車を降り、改札をくぐった時に声をかけられた。

「ジョー?ジョーだろ?」

「…村松?」

「お前、どうしたんだ?行方不明になって、ちゃんと逃げれたのか?」
「お前はどうしたんだ?」

「俺は、連れ戻されてよ、半月前にようやく刑期を終えたわけだ。大変だけど、何とかやっているよ」
村松は作業着のようなものを着ていた。休憩時間なのだろう。

「そっか、もうそんなに月日が経っていたんだ」

少年だった自分たちも大人と言われる年齢になっていた。

「お、それよりもよ、お前が行方不明になった後、フランス人が訪ねてきたんだ」

「フランス人?」

「妹を探しているって、お前に関係があるとかで」

「…妹…」

フランス人、妹で思い当たるのは彼女だけだ。
伏し目がちな姿を想像した。

「お前が行方不明になった同時期に、その人の妹も行方不明になったって、探していたぜ、写真を見せてもらったけど、可愛いかったぜ」

「ふうん」

「ところで、お前は今何しているんだよ、やばい仕事してないだろうな?」

「やばいって言えば、やばい仕事かもな」

「俺んとこ紹介してやるから、何かあったら連絡しろ」
村松はそういうと、自分の連絡先を書き、ジョーに渡す。

「ありがとう」
ジョーは素直に頭を下げる。



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