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Illusion 3

前回作文に拍手ありがとうございます。


不定期更新作文3話です。


続きからどうぞ








拍手






あれからどれくらい経ったのだろう。
もうそんな事どうでもよくなった。


外は吹雪いたままだったが、ロッジの中では幸せな日々があった。

フランソワーズは毎日美味しい料理を作ってくれる。
自分の要望に全て応えてくれる。

それだけで…もういいじゃないか。



「ジョー…聞こえる?」
頭に直接語りかける感覚
懐かしい…
これを待っていたのでは?
目の前にいるフランソワーズは悲しそうな顔でジョーを見ている。

「どうやら捜索隊が近くに来たようだ」
「何故?あなたは行ってしまうの?」
「助けてくれてありがとう。でも、キミはニセモノだ。本物が近くまで探しに来てくれている」

「私は私よ!本物もニセモノもないのよ!
これは全てあなたの願望じゃない!あなたの作り出した世界じゃない!あなたがここから出たらこの世界は終わるのよ!
私も…消える…」


ジョーは目の前のフランソワーズを黙って見つめていた。

「フランソワーズ…ありがとう…キミがいたから命を繋げたよ。楽しかった」

ジョーはフランソワーズを抱きしめると、そっとキスをした。

「だめ!行ってはダメ!!!」

フランソワーズの悲鳴にも似た声を背に、ジョーは走り出す。
「フランソワーズ、ゴメン」


ロッジのドアを開けた。
急な勢いで吹雪が流れ込んだ。

真っ白
何も見えない



「ジョー!!!」

 
白い先から声がした。










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