盛り上がりのない作文に拍手いただきありがとうございます!
感謝感激です。
盛り上がりないまま続きます。
続きからどうぞ。

それから数日が過ぎ、アンナは明日アメリカに帰る。
「明日帰るんだって?」
砂浜を歩いていたジェットが立ち止まる。
「今晩は実家に泊まって明日のフライトで帰ります。ジェットさんはまだいるんですか?」
「もう少しな、そうだ、お前はどこに住んでいるんだ?」
「カリフォルニアです」
「ちょっと遠いか…今度ニューヨークに遊びに来いよ!」
「ありがとうございます。父がニューヨークにいるので、会いに行こうと思っていました。」
「そうか」ジェットが安堵の顔をした。
「許すとかは別として、話を聞きに行こうかと…その時ニューヨークを案内してくれますか?」
「おぉ!任せとけ!」
「ありがとうございます」
「あれっ?アンナさんは?」
キッチンに1人立っているフランソワーズにジョーが問う。
最近はフランソワーズの手伝いもするようになり、朝は2人キッチンに並んでいるのだが…。
「あっちよ」
フランソワーズが指差した先はテラスの向こうの砂浜。
ジョーはフランソワーズの指差した方向を見るとクスッと笑う。
「1番合わなそうな奴が彼女の心を開いたとしたら?」
「彼女に必要だったのは慰めてくれる人や同情してくれる人じゃなく、強引であっても今の自分を変えてくれる人だったのかもしれないわね」
フランソワーズも砂浜を見る。
アンナは本音を言えばここを離れるのが寂しかった。
ようやく自分を認めてくれる、同じ痛みを持った人達と出会えた。
そしてこの隣にいるアメリカ人の真っ直ぐな思いに今までの自分から少し前向きに考えられる様になっていた。
「お前さぁ」
アンナはジェットの方を向く
ジェットは突然アンナの髪に手を出す。
「何?」
動揺するアンナを気にせず、三つ編みしているゴムを解く。
長い髪がふわりとなびく。
「この方がずっといいオンナだぜ」
アンナはジェットの言葉に固まった。
ジェットはアンナのメガネを外す
「何故隠すんだ?自分自身を」
そう言うと…
「あ!!」
その光景に気づいたフランソワーズ、さすがにいけないと思いテラスに向かって走り出す。
「おっと」
フランソワーズをジョーが止める。
「どうして止めるのよ!」
「大丈夫だって、ここで行ったら野暮だよ」
ジョーは止めついでにフランソワーズを抱きしめた
「こうすれば気にならないって」
ジョーはフランソワーズにキスをする。
「な!」
唇を離し抗議しようとするフランソワーズにジョーは
「アンナさんの今の気持ち…わかった?」
と笑う。
フランソワーズは最初の夜のアンナの言葉を思い出す。
「私でも恋をしていいのでしょうか」
「…でも、相手がジェットは危険すぎるわよ!」
「アンナさんの変化にキミも気づいているはずだけど?」
フランソワーズは返す言葉を無くし、砂浜の2人の姿を眺めるしかなかった。
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