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alone

前回記事と過去記事と過去作文に拍手ありがとうございます。


連休終了ギリギリではありますが、季節ネタ書きました。

短いですが


続きからどうぞ





_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 




拍手



都心に雪が降ると

交通機関がたちまち麻痺をする



やっとの思いで邸の前の林までたどり着いた時は深夜に近かった


ここは都心より雪深い


しんしんと降る雪

傘がなくコートのフードを被る


普段は張り詰めた空気が少し湿り気を帯びている

不気味な程静かで

サクサクという自分の靴音だけが林に響く


立ち止まり見上げる

林の天井から雪が降っている

闇から生み出されているかのように

突然孤独が身体中を支配する



怖い



1人だった

誰も信用出来なかった

孤独だった自分が


この

雪がしんしんと降る

林の中で

蘇る



怖い



全速力で走る

雪が流れて行く

自分の足音で

孤独を掻き消したいのに

その世界には

自分しかいない




ちょうど



加速した時間の中のように



林の先に邸が見えて来た


明かりが見える



早く



早く



あの明かりの元に

ドアを勢いよく開けた



「おかえりなさい!酷い雪だったわね」

フランソワーズが笑顔で出迎える


「ジョー?どうしたの?」

突然抱きしめられ戸惑うフランソワーズ



「冷たいわ…」

「あたためて…」



「…どうしたの?」

何も言わなくなったジョーにフランソワーズが

「あたためるから…部屋に入りましょう」



その声が


泣きたい程ジョーの心に響いていた











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