前回作文に拍手ありがとうございます‼︎
お題「花火」3話は、ショートに収められませんでした。
これだけ2回です。
続きからどうぞ。

1
ある夏の日
まだ全員の関係もぎこちなく、よそよそしい頃。
ジェットが買ってきた大量の花火を海岸で上げようという事になった。
思った以上に盛り上がった。
全員の距離も少し縮まったようだった。
「毎年この日に集まって、みんなで花火しよーぜ!」
まず約束を守れなくなったのは言い出したジェットだった。
毎年集まれる人数が減っていった。
「今年は2人だけか」
ジョーが2人分の花火を手に帰宅した。
「それだけみんな自分の生活が出来ているって事じゃない?」
フランソワーズは笑顔で言うが、寂しそうだった。
打ち上げ花火も上げなくなり、2人静かな手持ち花火。
始めは勢いがいいけれど、だんだん弱くなる。そして消える
辺りは闇に包まれた。
「最後はこれ」
線香花火をフランソワーズの手に。
パチパチ弾けたと思うと、大きな玉になり、玉が落ちる。
「人生みたいだよね」
「私たちは今どの辺かしら?」
「まだパチパチ弾けていたいなぁ」
笑いながら火をつける。
その翌年ついに1人になった。
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