研究所で書類整理をしていたジョーの元に、フワフワとイワンがやってきた。
「イワン、おはよう。ミルク?」
「いや、フランソワーズからもらった」
「何か用?」
珍しく言いにくそうな感じのイワン。
「上半期のメディカルルーム使用者、キミがダントツで1位になった」
「そりゃあここにずっといるし…」
「下半期も1位間違いない」
「それが悪い事なの?頑張ってると褒めて欲しいものだ」
「キミが無茶すると、ボクの立場が悪い」
「は?」
何を言っているのかわからず、イワンのゆりかごに近づいた。
「だから…その…キミが無茶をすると、フランソワーズの機嫌が悪い」
「それとイワンの立場とどう関係あるのさ」
「ボクが無茶ぶりを要求するから、キミが無茶するんだと、フランソワーズに責められる。月の半分しか起きていられないのに、お小言ばかりじゃあ耐えられない」
「プッ!」
ジョーが笑い出す。
「笑うな」
イワンは不機嫌になる。
「流石のキミもフランソワーズには敵わないって奴かぁ」
ジョーの笑いが止まらない。
「…笑いすぎだろう」
「お互いフランソワーズを怒らせると大変…って事で」
「まあ…ね」
「じゃあボスのご機嫌でも伺いに行きましょうかね」
ジョーは立ち上がると、研究所を後にした。
イワンは大きくあくびをすると、何事もなかった様に研究所を出た。
PR