day dream 2
慌てて研究所にもどると、フランソワーズはまだ眠っていた。
ふっと安堵の息を吐き、ベッドサイドに腰を下ろす。
「君には敵わないよ…。」
あれは白昼夢だったのか…。
意識のないフランソワーズが自分を励ましに来たというのか…。
握っていた手がピクリと動く。
瞼が開き、綺麗な蒼い瞳がぼんやりと焦点を合わそうとしている。
「ジョー?」
「…気分はどう?」
「私…」
「何処か痛い所はない?」
「…大丈夫よ」
フランソワーズは自分の身に起こった出来事を思い出し、顔を曇らせる。
「博士が1日安静にしていろって」
「そう」
「ごめん…キミを助けられなかった…」
「あの場合は仕方ないわ。私も注意が足りなかったのよ」
「索敵していたら、自分に注意なんて払えないよ…ボクはキミを助けられないのに、いつもキミに助けられてる…」
フランソワーズが首を傾げる
「夢の中でキミに励まされたよ…」
「…え?」
フランソワーズが驚く。
「私も今夢を見ていたわ…あなたに…ううん…何にもない」
急に顔を赤くして俯く。
「何?」
フランソワーズは下を向きながら小さい声を出す。
「『この身体は作りものかもしれないけれど…ボクがキミを想う気持ちは作りものなんかじゃない』…って…」
「え⁈」
ジョーが大きな声で驚いたので、 フランソワーズは顔を上げる
「…同じ事言われたよ…」
2人はしばらく顔を見合わせ、笑った。
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