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からっぽな心と取り残された心 9

前回作文に拍手ありがとうございます!

学生さん達は夏休みですね!
お子さんが夏休みって言うお母さん!
1か月頑張りましょう!


と、いう訳で。
連載9話です。
続きからどうぞ。

拍手





ジョーは寝返りを打ち、ハッと気づく。

ベッドから飛び起きた。

「今…何時だ?」

時計を見る。

お昼を過ぎていた。

慌てて向かいの部屋をノックする。
留守のようだ。

血の気が引くような感覚。
脳波通信でフランソワーズを呼ぶ。

〝おはよう、やっと起きたのね〟
慌てているジョーとは対象的にのんびりとした返事が来る。

〝大丈夫よ、ホテルの近くを散歩していただけよ。貴方を朝食に誘おうと思ったら、気持ち良さそうに眠っているから起こしちゃいけないと思って…〟

〝眠っていたのが…わかったの?〟

〝あ…ごめんなさい…つい〟

透視した事を咎めるつもりはなかった。
ただ単純に寝ているのよくわかったね、位の気持ちだった。
また彼女に不快な思いをさせただろうかと反省する。
声だけで顔が見えないのも尚不安になった。

これから戻ると言うから、シャワーを浴び、昨日のままの服を着替えながら、昨日の事を思い出す。

確か夜はホテル近くのレストランで夕食を食べながら、明日の打ち合わせをした筈だ。
ジャンは仕事で夜しか来れないという事だったから、日中はこの周辺を案内してくれる筈だった。

起こしてくれたら良かったのに…





フランソワーズはホテルの近くにはいなかった。

ホテルの近くと言わなければジョーが心配すると思ったからつい嘘をついた。
ギリギリ脳波通信が通じたのは良かったと思いながら…。

ある建物の前にいた。
そっと裏口に回ると、室内の様子を見る。

中では子供たちがバレエのレッスンを受けていた。

しばらくその様子を見ていたが、時計を見てその場を離れた。







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