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からっぽな心と取り残された心 12

前回作文に拍手ありがとうございます!

まだまた続きます。

続きからどうぞ。

拍手




ホテルの部屋でシャワーを浴び、パウダールームで髪を乾かす。

鏡に映る姿を見る。

「これは本当の私なのかしら…」

明日、昔の友達に会う。
あの頃と同じなのだろうか?
何処か変わっているのでは?

ツクリモノだとバレないのだろうか?

髪を梳かしてベッドルームに戻る。

ここに戻ってくるまでのジョーの様子を思い出す。

前よりは随分と心を開いてくれているように思えていた。
人の事はおせっかいすぎるほど口を出すのに、自分の事を触れられるのを嫌う。

近づいたと思っていた距離が一瞬で遠く感じた。

思わず廊下を挟んだ向こうの部屋を透視する。

窓の外をぼんやり眺めている姿が見えた。
そこに表情はない。

フランソワーズは思わず部屋を出た。
廊下の向こうの部屋のドアをノックしようとして手を止めた。


「眠っていたのが解ったの?」

朝の彼の言葉を思い出す。
1人でいる時に覗かれているとわかれば不愉快だろう。

でも…

「あなたは独りじゃない」

その一言が言いたいのに
どうしたら彼は…

私に心を開いてくれるのだろう…

フランソワーズはジョーの部屋の扉に背を向けて、自分の部屋のドアを開ける。



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