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かわいいひと 11

前回作文に拍手ありがとうございます!


連載11回です。
続きからどうぞ。

拍手




11

アパートで鍋の準備をする。

ジョーは圧力鍋でご飯を炊く。


ジャンとジュリアはご飯を炊くジョーに興味津々だ。

「フランス人は米をサラダに混ぜたりするんだけど、日本人は?」
ジュリアがジョーに聞く

「日本は主食ですから。こっちのバケットやクロワッサンと同じなんです。」

いい匂いがしてきた。

圧力を緩めると真っ白いご飯が炊けていた。

「いい匂い」

久しぶりの「米」にテンションが上がる日本人。

そしていよいよイブの夜に、鍋を囲むフランス人3名と日本人。

折角炊いたご飯は雑炊用なんて勿体無いと、白ご飯を食べているジョーを見て、ジャンも真似する。

半分以上なくなったが、少量のご飯でも雑炊は「増える」

お腹一杯食べ、気がつくと夜も遅かった。

「よし、ミサに行くか!!」
ジャンがコートを羽織る。

「まるで日本の大晦日みたいだ」
ポツリと言ったジョーに、日本滞在のフランス人だけ笑う。
「そうね…そんな感じかも」

4人でノートルダム寺院へ向かう。
寺院は人で溢れていた。
中に入ることも出来るという。
折角だから入ることにした。

警官の手荷物チェックに並ぶ姿に、ミサのイメージはない。

ようやく中に入ったが、沢山の人がいる。
祭壇など見えないが、所々にモニターがあり、祭壇の様子を写していた。


クリスチャンではないが、クリスマスだからか、何となく神聖な気持ちになった。

神に祈る資格などない自分だけれど、こんな平穏がいつまでも続きますように位祈ってもいいだろう。

フランソワーズは長い時間祈っていた。


寺院を出ると、ジャン達と別れる。
明日空港まで送ってくれるという。


深夜の地下鉄に乗りホテルに向かう。
イブの夜は遅くまで電車が走っているらしい。


駅からホテルまで歩く。

途中で鐘が鳴る。
25日になったのだろう。

「 Joyeux Noel! 」

フランソワーズがジョーを見上げる。

ジョーがニコッと笑う。

「メリークリスマス」


クリスマスに2人一緒にいれた事に喜びを感じながら…。


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