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かわいいひと 9

前回作文に拍手ありがとうございます(*´∀`)♪

連載9話です。
続きからどうぞ!

拍手




9

ホテルに帰り、先にシャワーを浴びたジョー。
フランソワーズが次にシャワーを浴び、戻った時には眠っていた。

「昨日と逆ね」
くすっと笑いながらジョーにシーツを掛ける。

窓の外のエッフェル塔を眺める。
チラチラと舞う雪でぼやけて見えた。


この街を自分の意思で去ったわけではない。

あの日がなければ…。

この街で成功していたのかもしれない。

オペラ座で踊れていたかもしれない。

でも…。

彼と出会うことはなかった。

ベッドに戻り、ジョーの寝顔を見る。

まだ少し濡れている前髪を静かに払う。
瞼を閉じていても綺麗な顔立ちだ。
まつ毛も、女の子が焼きもちを焼くくらい長い。

私と出会わなければ…。

彼は女の子には困らないから、私がいなくても…。

いやだ。やっぱりそんなの嫌だ。
彼が他の女の子と…なんて。


何故か泣けてきた。
こんなに幸せなのに…。
隣で眠る人は私を愛してくれるのに…。

ジョーの隣に横になり、ぴったり寄り添った。
彼の暖かさに包まれながら、目を閉じた。



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