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かわいいひと 5

前回作文に拍手ありがとうございます!

5話です。
続きからどうぞ。

拍手







目が覚めた。

窓の外にはエッフェル塔が見える。

あ…。

パリにいるんだっけ。

頭を右に向けてみる。

隣で眠っているはずの…あれ?
いない…。

取り敢えず今の自分の格好は、このお洒落な街には似合わない。

ベッドの下に投げてあったバスローブを引っ掛け、シャワーを浴びる。

スーツケースの中から、長Tとカーディガンとジーンズを引っ張り出し、着る。


コーヒーを飲み、一息入れる。

部屋の扉が開いた。

両手に紙袋を抱え、足でドアを止めている。

「お行儀が悪いですね」

笑いながらドアに近づくジョー。

「あら、起きたのね、おはよう」

両手は紙袋でふさがったままだが、ジョーに近づくと背伸びをしてキスをする。

「ここのクロワッサンは格別なの!!」

「2人でそんなに食べる訳?」

紙袋を一つ受け取り、中を覗く。

「余ったら、兄さんの所に持っていくわよ」


20分後…。

「ね、食べれたでしょ?」

「…うん」

山ほどのクロワッサンを2人できっちり食べ終わる。

「さて…、今日はどうするの?」
ジョーが窓の外を眺める。

街は動き始めていた。

「買い物しましょう」
フランソワーズはベッドに腰掛け、コーヒーを飲んでいた。
窓の外のパリジェンヌとそう変わりなく、ニットのタートルとスキニーにロングブーツとシンプルだが、とても似合う格好だ。
ベッドから立ち上がると、カップを置き、コートを羽織り、大きめのマフラーを巻く。

「兄さんから車を借りましょう。」

そう言うと、ツカツカとドアに向かう。

「ちょ…待てよ!!」

ジョーも慌ててコートを羽織る。


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