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夏は誰のものでもない 3

前回作文に拍手ありがとうございます!

更新遅れ気味ですが、訪問していただき、拍手までいただきありがとうございます( ^∀^)

夏が終わるまでには…何とか^_^;


拍手コメントもありがとうございます!
お返事は後日ゆっくりと。


では3話です。
続きからどうぞ。



拍手






青い空…白い雲
砂浜には海水浴客がそれぞれの休暇を楽しみ
海ではじゃれあうカップルが…


「ほら、そこ!ボケっとしないで!これ運ぶネ!」

「は!はい!」

海辺の景色とは違い、ここはまるで戦場。

こんなに人がいるとは思わなかったわ…
美香はラーメンをお客様の元に。

ビキニ姿の彼女の髪を彼らしき人が撫でている。

いいなぁ…

ふとフィリップを探す。

彼も忙しくラーメンを運んでいた。

「ホント、助かるわ、ありがとう」
声をかけられ顔を上げると、ポニーテールのフランソワーズが笑っている。

Tシャツとショートパンツ姿は珍しく、髪を上げているのも初めて見た。

健康的な美しさ。

「島村さん…は?」

「食材足りないから買い出しに行ったわ、こんなに繁盛するなんて店主も想定外でね」

確かに…
入社してすぐに所長に連れられて行った飯店の味は今でも忘れられない。

あの味が海の家で食べられるのなら、繁盛するのも頷ける。

「お試しでお店出してみたらしいけど、
来年はどうなるのかしらね?」

「ほら!そこ!喋ってないで運ぶネ!」

「怒られちゃった」
フランソワーズは舌を出す。

忙しくても楽しそうだ。

美香はこっちを見ていたフィリップと目が合う。
すっと視線を逸らされた。


そうね…フィリップさんはフランソワーズさんしか見えないわよね…

美香は唇を噛んだ。




「佐伯さん、手伝いに来てくれたんだ!」

ダンボールを抱えてジョーが帰ってきた。

「島村さん!ちょっと!」

「な…何?」

美香の剣幕にまた何かやらかしたかと、とりあえずダンボールを置き美香の元へ。


「フランソワーズさん放っておくと危ないですよ!」

「は?」

「ほら、見てください、あれを」
美香の指差す先には大学生風の男子数名が、ラーメンを運んで来たフランソワーズに何か話しかけている。

「彼女なら大丈夫だよ」
呑気なジョーに

「何が大丈夫なんですか!さっきから見ていましたが、海の家に来る男性客のほとんどが、水着姿の女性より、フランソワーズさん見てるんですよ!」

「それ、ラーメンまだなの?って奴でしょ?」

「はああああ」
美香はわざと大きな声でため息をつく

「島村さんはなーんにもわかっちゃいません!フランソワーズさんの魅力を!同性でも素敵だと思うんですよ!」

美香はジョーに詰め寄る。

ジョーはニコっと笑うと

「ありがとう」
と言う。

「ありがとう?」
美香は思わず聞き返す。

「うん、ありがとう」

ジョーの言葉の意味を今は全く理解出来ない美香だった。




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