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雲の上で 1

前回作文に沢山の拍手ありがとうございます!

前回作文からの流れみたいな話になりますが。

初期によく描かれた「お迎え」妄想です。

続きからどうぞ。

拍手


1


ある日突然、ジョーは博士からフランスに行って欲しいと頼まれた。

「キミじゃなければダメなんじゃ」

ジョーは溜息をつく

「彼女は今…ようやく主役になれたんですよ?それを…連れて来いなんて…」

主役に抜擢されたと連絡があったばかりだった。

「…すまない」

ジョーは黙って博士の部屋を出た。



テラスの床に寝そべり星を眺めた。

みんなそれぞれの生活に戻っていた。
みんな自分のやりたい事をみつけ、人間らしい生活をしていた。

簡単に「事件だから」と連れ戻すなんて…。

フランソワーズの電話の声が耳に蘇る。


嬉しそうに、主役になれたのだと。


ジョーは両手を頭の後ろに組む。

自分達は何故戦わなければならないのか。


何の為に?


ここで自分の夢を熱く語っていたフランソワーズを思い出す。


彼女の夢が叶うといいなとその時素直に思った。

夢を語っている時の彼女の顔はとても楽しそうだったから。



フランソワーズに会いたい気持ちはあるけれど、こんな形では…。

ようやく掴んだ夢なのに…。


ジョーは目を閉じた。


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