ミチは変わり果てたナツの態度に動揺を隠しきれないでいた。
ジョーと繋がった事で、フランソワーズはアルベルト達に事情を話す。
「俺達を狙ってヤツは必ずここに来るはずだ」
みな紅い服を着て待機する。
フランソワーズはジョーの様子を見に行く。
相変わらず眠ったまま。
「あなたがいないのはとても不安だけれど…力を貸して」
眠ったままのジョーにキスをする。
ミチは偶然その光景を見る。
「フランソワーズさん…ごめんなさい。あなたの大切な人をナツが…」
ミチは誰にも気づかれないように家を出た。
しばらくジョーの側にいたフランソワーズは顔を上げる。
「来たわ…」
家の外に待機しているアルベルトとピュンマに通信を入れると立ち上がり、後ろを振り返る事なくドアを閉める。
ナツは車から降りる。
後部座席からはオメガが降りた。
ナツの前に立ちはだかったのはジェット。
「何の恨みがあるかは知らねーが、俺達を倒すなど10年早い」
「自信があるんだな、自分の能力に…現に俺はお前の所の『最強』を倒している」
「奴はまだ死んじゃいねー、お前の相手もする気がないんだろうよ」
「最強がいなきゃ俺1人で全員片付ける事ができる」
ナツは辺りを見回した。
「ギルモアはどこにいる?」
「いねーよ、お前んとこのヘンテコ博士に会いたくないらしい」
ナツは目を閉じる。
「うまく隠しているつもりだろうけれど、俺には全部お見通しだ。
…博士、ギルモアを先に殺るか?それともここにいる連中を一気に殺るのか?」
「ギルモアを連れてこい、奴の目の前で連中を殺れ!そしてお前がこいつらより優秀だという事をギルモアに見せつけるのだ!」
「腐っていやがる…」
ジェットはオメガとナツのやり取りを脳波通信のチャンネルをあけ、他のみんなに聞かせていた。
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