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前回作文と過去作文に拍手ありがとうございます!

連載9話です。
続きからどうぞ。

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「ここは…」

ジョーは目を覚ますと、辺りを見回した。



暗闇の中、一ヶ所だけライトアップされている場所があった。

そこには大きな桜の木。

何処からか風が吹き、桜の花びらが舞い散っている。

ジョーは舞い散る桜をぼんやり眺めていた。

「ここは…何処だ…」

現実味のない感じがした。
自分がここにいるのが不自然な…

死んでしまったのか…
一瞬よぎったフランソワーズの泣き顔

「幸せに…出来なかったな…」

見上げれば立派な桜。
何処からか風が吹き、桜の花びらが舞い落ちる。


桜の木の下に誰かが座っている

ジョーは近づいてみた。

自分と歳もそう変わらない青年がいた。
白いシャツとジーンズ姿がこの空間唯一の「現実味」だった。

「…お前は」
ジョーには見覚えがある顔だった。

「桜は散り際が美しい…そう思わないか?」
男は桜を見上げる。

「僕は…死んだのか?」

「大丈夫だ、死んではいない。」

「何故こんな事を」

「キミに恨みはない、恨みがあるのは俺のボスだ。」

「ボス?」

「オメガ博士だ、俺を作った」



「作った?…じゃあキミは…」

「交通事故に遭い重傷を負ったようだ。オメガ博士が俺を見つけ連れ帰り…そして…」

「その…オメガ博士とは?」

「キミのボスに恨みがあるようだ、キミ達より優秀なサイボーグを作り、順番に倒していく…」

「まさか!!」

「大丈夫だ、襲ったのはキミだけだ」

ジョーは息を吐く。


「俺には結婚を約束していた女性がいた」
男は立ち上がる。

「半年前に交通事故に遭い、オメガに助けられてから、俺の人生は変わってしまった。」

「彼女にはそれから?」

「どうしているのかわからない…もう会うことはないかもしれない…」

「そんな事はない!ここから逃げ出せばいいじゃないか!サイボーグだって、幸せになる権利はあるはずだ!」

ナツはジョーに背を向ける。

「無理だ」

「僕たちが何とかする!だからここを逃げ出そう!」

「ここは現実の世界ではない。現実の俺には記憶が…ない」

「な…に…」

ナツはジョーに背を向けたまま、その場から消えた。



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