優しい夜
「あれ?」
部屋に戻ったジョーは、ベッドの隅に座っているフランソワーズに気づく。
「今日は来ないかと思った」
フランソワーズは俯いて
「…眠れなくて」と小さな声で呟いた。
「大丈夫?」
ジョーは風呂上がりの濡れた髪をバスタオルでゴシゴシ擦りながら、フランソワーズの隣に座る。
「無理なら僕1人で何とかするよ」
「そういう訳にはいかないわ、私が向こうに行かなきゃピュンマとイワンとの通信はどうするの?司令官の居場所だって探さなければいけないわ…それに」
「それに?」
「司令官が…その、私達の子孫と言うのなら、私にも責任があるような気がして…」
ジョーはふっと笑う。
「キミらしいや」
「私達が交渉して、この時代を守らなければ…侵略なんて…許される事じゃないわ」
「そうだね、恐らく僕らがキーマンなんだよ、司令官との繋がりや、この時代に拘る理由も…」
「責任がある…って事よね?」
「キミが将来僕の子供を産んでくれるんだろ?じゃあ責任があるな」
「もう、茶化さないで」
フランソワーズは赤くなる。
「もう寝ようか…明日は盛大に疲れるだろうから」
ジョーがベッドに横になる
「一緒に寝てもいいの?」
「一緒に寝ちゃ悪い理由がない」
フランソワーズが横になると、ジョーはフランソワーズを優しく抱きしめる。
ジョーはフランソワーズの耳元に唇を寄せる。
「おやすみ」
耳にキスを一回。
フランソワーズはジョーの胸に顔を埋め目を閉じた。
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