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roots 11

前回作文に沢山の拍手ありがとうございます!

連載11話です。
続きからどうぞ。

拍手



11

走っちゃ危ないって!!

…ほら、言ったこっちゃない。

ジョーは目の前で転んでじっと動かない女の子の前に座る。

「痛くないもん!!」
女の子は目に一杯涙を溜めて起き上がる。

「痛くないもん!!」

全く、誰に似たのか強がってばかりだ。

膝小僧が擦りむいていた。

「ほら、家に戻って手当てしないと」

ジョーは女の子をおんぶする。

「お父さん…大好き」

背中で女の子が言う。
ジョーの心が暖かくなった。






「そんなに走らないで!!転ぶわよ!!」

あ…!

目の前の男の子がすてーんと転んだ。

「だから言ったのに…」

転んだ男の子の側に行き、手を差しのべる。

「うわ~ん!!ママ~!!」

男の子はフランソワーズの胸に飛び込んだ。

ホント、誰に似たのかしら?泣いてばかりで。

フランソワーズは微笑みながら男の子の頭を撫でた。






瞼を開けると、目の前に愛しい人の姿。

微笑んでいた。

手を伸ばす。
その手を捕まえる。


指と指を絡ませる。
繋ぐもの…。


未来に繋がるもの。

繋いだ手をかざす。

朝日が差し込んだ。

まるで2人の未来を祝福しているかのように…。

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