前回作文に沢山の拍手ありがとうございます(^-^)/
連載6話です。
続きからどうぞ。

6
朝早くジョーは出掛けてしまった。
ここ数日会話どころか顔すら合わせていないような気がする。
キッチンには、昨日ジョーに作ったサンドイッチの皿が洗われて置かれてあった。
未来に振り回されている私達。
…ジョーの子供。
頑固で泣き虫なのかしら…。
顔が綻んだのが自分でもわかった。
ピュンマ達にコーヒーでも入れようかと思った時、玄関から物凄い勢いでジョーが帰ってきた。
後ろから博士が「ジョー、落ち着け!!」と叫んでいる。
どうしたの?
「フランソワーズ!!こっち来い!!」
急に腕を掴まれた。
「痛い!!どうしたのよ!!」
数日間ろくに口も聞いてくれないかと思ったら今度は何?!!
目が怒っている。
それも今まで見たことのないような…。
怖い…。
ジョーは誰の制止も聞かずに、フランソワーズの腕を引っ張り、フランソワーズの部屋に入る。
ジョーがフランソワーズの腕を離すと、反動でベッドに叩きつけられた。
「痛い…何するのよ!!」
「子供が出来ないように薬を飲んでるって本当なのか?」
え…?
今、何を…?
「本当なのかって聞いてるんだ!!」
怒鳴られた。
「…ホントよ。」
ジョーが急に肩を落とす。
「何故!?」
「だって…急に戦いになったりしたらどうするの?女の体は男と違うのよ」
「それが自然な事なのか?キミがよく言う『人間らしさ』じゃないじゃないか…何故だ?何故…」
ジョーが苦しそうに言う。
「一人で…抱え込むんだ…」
だって…。
「これは私自身の問題だわ、あなたとこうなる前から飲んでいたわ。だから今更言われても…」
淡々と話すフランソワーズに、ジョーの怒りは収まらなかった。
「じゃあ僕は関係ないというのか?」
「そこまで話すことではないと思っていたわ。」
生き抜く為には女の部分は要らなかったから…。
「改造された私に、ちゃんとした子供が出来るかもわからなかったから…実験はされなかったけれど…」
「…今、何て言った?」
ジョーが静かに唸るように聞いてきた。
「え?」
聞き取れなかった。
「知っていたのか…」
耐えられなくなったジョーは、家を飛び出した。
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