前回作文と過去作文に拍手ありがとうございます(^∇^)
まだまだ続いてすみません。
続きからどうぞ。

霧の中にいたような感覚からだんだんと意識がはっきりしてくる。
「はっ!!」
自分では飛び起きたつもりだったが、何かにそれを遮られた。
右腕に点滴をされていたのに気付く。
身体を少し動かした事で、側にいたフランソワーズが気がついた。
「目を覚ましたのね…よかった」
フランソワーズがジョーに近づき、動かした右手を元の位置に戻す。
「まだ動いちゃダメよ、点滴が終わらないから」
「一体何が起こっていたんだ?」
「あなたが潜入した地下施設はある薬品を作るための研究所だったの、毒薬を作り、街中にばらまいて人々を混乱させ、解毒剤を高い値段で売る計画だったようよ」
「そう、地下施設にはロボットがいて、一人で何とかしようと思ったけれど、ロボットと戦っているうちに気分が悪くなった。場所がわかったし出直そうと研究所に戻ってすぐ意識を失った…」
「毒薬を何らかの形で体内に入れられたのね」
「こんな身体なのに毒薬は効くんだからね」
「だからロボットじゃないのよ、生体部分があるって事ね」
ジョーは右手に付けられている点滴を眺めている。
「フィリップさんが解毒剤の成分を調べてくれたの。あの施設に一緒に行って探してくれたの。」
「そうか…じゃあ僕らの正体も彼にバレたんだね」
「ええ」
フランソワーズが俯いた。
「遅かれ早かれいつかはバレていたと思うよ、彼は我々に近づきすぎていたから」
フランソワーズは黙って頷くと
「もう少し眠った方がいいわ。この点滴が終わるまで安静にしていないといけないから」
そう言い、ジョーにシーツをかけ直す。
「フランソワーズ」
「なぁに?」
「ありがとう」
「お礼は私よりフィリップさんに言ってね」
フランソワーズの言葉にジョーは苦笑いをした。
PR