前回作文に拍手ありがとうございます(^-^)
色々立て込んでましてなかなか更新出来ずにすみません。
6話です。
続きからどうぞ。

暗闇に不気味にそびえ立つ廃工場にフランソワーズは躊躇うことなく進んでいく。
「フランソワーズさん!ちょっと待ってくださいよ!こんな廃工場で薬品など作られているわけないじゃないですか!」
「でもジョーが残した地図はここだと示しているわ」
フランソワーズは立ち止まると目を閉じる。
「フランソワーズさん、何を?」
「ちょっと静かにしていて!集中出来ないから!」
「あ、はい」
フィリップはフランソワーズを黙って見守った。
その姿を見ていた時、ふと過去の記憶が蘇る。
2人で研究室の劇薬金庫に閉じ込められた時もこのような行動を取っていた。
「ああそうだったのか」
「こっちよ」
目を開けたフランソワーズは走り出す。
鍵すら朽ちてなくなった扉は、不気味な音を立てながら開いた。
天井からサビが落ちてくるような感じだった。
工場内にあっただろう機械は全て撤去されていて、錆びたドラム缶があちこちに転がっている。
迷いなく進むフランソワーズの後ろをただ着いて行く事しか出来ないフィリップ。
どこにもそれらしい設備が見つからない。
そもそもこんな何もない廃工場で薬品など作れるわけもない。
ジョーの残した「地図」もあてにならないとフィリップが思い始めた時
「あったわ、ここから入りましょう」
フランソワーズが地面を指差した。
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