前回作文と過去作文に沢山の拍手ありがとうございます!
だらだらまだ続きます。
続きからどうぞ。

フィリップは、メディカルルームに入る。
ジョーが目を覚ます。
「点滴の様子を見に来ただけだ」
まさか目を覚ますとは思わなかったから、バツ悪るそうに作業する。
「ありがとう」
ジョーがフィリップに向けた眼差しは優しい。
「フランソワーズさんに…フランソワーズさんに頼まれたからだ」
フィリップは視線を逸らす。
「僕らの正体もバレちゃったみたいだね」
フィリップは黙ってひとつ頷いた。
「フランソワーズを…今までと同じ様に見ていて欲しい…」
「もちろんだ!フランソワーズさんは何があってもフランソワーズさんだ!」
ジョーはふっと笑うと
「ありがとう」と再び口にする。
「そ…そんな事言うなよ!ボクとキミはライバルなんだから!ボクがフランソワーズさんを…そんな事絶対ないけど、嫌いになれば、キミは嬉しいはずだろ?」
「ライバルがいないと、恋は盛り上がらない」
ジョーの余裕の笑みに負けたと思いながらも、強がるフィリップ。
「今回のことでボクは一歩リードしたと思っているけどね」
「はいはい、負けました」
ジョーが半分笑いながら言う。
どこまでも腹立つ男だ!
フィリップは口には出せず心で叫ぶ。
しばらく無言で作業を続けていたフィリップだったが、ひとつ咳払いをすると
「でも、君たちの秘密を共有できるというのは正直嬉しい。そして、それに協力出来る事が分かったのも」
正直な気持ちをジョーに打ち明ける。
ジョーは否定も肯定もせず黙ってフィリップの言葉を聞いていた。
「あら、ここにいたの?」
フランソワーズが入ってきた。
「フィリップさん、コズミ博士が探していたわ」
「ジョー、あなたの命が助かったのはフィリップさんのお陰なんだから…」
「いや、それは無理だね、な、フィリップ?」
ジョーはいたずらっ子のような顔でフィリップを挑発する。
「もちろん、こっちだって」
フィリップも同じ様な顔をする。
「もう、いつになったら和解するの⁈」
フランソワーズが呆れる。
「「一生ないね」」
2人同時に笑い出す。
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