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STEP 1

お待たせしました。

また見切り発車ですが…

長いの始めます。
どれ位の長さになるのかよくわかりませんが。


続きからどうぞ。



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「何だかうちの室内急に華やかになりましたね」

同期の研究員がフィリップに囁く。

男所帯だったこの研究室に、研修を終えた女子研究員達が赴任してきた。

昔は研究職の女子と言えば身だしなみにこだわらず、自分のように元素記号以外愛せない…みたいな子が多かったのだが…。

何だろう…

キラキラしている。

そしてその女子達が元素記号以外に興味を持っているもの…

ドアが開くと女子達の視線を一手に引き受け、女子達が囲んでいる。

「キミ達、今日からここなんだ」
視線の先はニッコリ笑う。

「よろしくお願いしまーす!」
女子達はもう一緒にランチ食べる争奪戦を始めているだろう。
横並びに緊張が走っている。

「どんなに華やかになろうが、ここに女子が100人入ろうが、みーんな島村さんが持って行っちゃうから」
先ほどの研究員が諦め顔で呟く。

女子100人より、僕は…
フランソワーズさん1人持って行かれちゃってるんだから…



週の半分位しか来ないジョーが女子研究員に囲まれている様を、他の研究員は恨めしそうに眺めている。


「島村さん、新人研修担当したんだよね。所長がきっと仕組んだんだよ」
研究員がフィリップに言う。

「仕組む?」

「辞めさせないためだ。すぐブラック企業って言われて拡散される。それ封じの最終兵器だ」

「まさに…最終兵器」
フィリップも妙に納得した。

でもこの研究室なら好きな事やらせてもらえるし、ブラックなんて微塵も感じた事はないが…


「イメージと違ったとか残業が多い…とかね」


そんなものなのだろうか?
自分は早くフランソワーズさんの役に立ちたくて、一人前になりたくて、残業だろうが、どんな仕打ち受けようが頑張っているのだが…。


週の半分男がフィリップの元にやってきた。

「フィリップ、しばらく新人さんの教育係やってくれない?」

「えぇ?」
あからさまに嫌な顔をした。

「そんな顔すんなよ、ご指名なんだから」


指名?あのキラキラした子の中に僕を指名?

フィリップは横並び女子研究員に目を向けた。



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