前回記事と過去作文に拍手ありがとうございます!
平ゼロ放映時にあれ?と思った事を作文にしました。
45話のドルフィンが沈む前に、ジョーとフランソワーズが1番最後に避難したのですよ。
あの空白の時間、何をしていたのだろうかと…。
※namicafeに45話貼っておきましたのでご確認下さい※
では
続きからどうぞ。

船が沈む
全員退避したと連絡が来た。
ジョーも船を脱出しようと走っていた。
「え?」
避難した筈のフランソワーズが船に戻っている。
避難艇とは反対方向を走っている。
「フランソワーズ!どうしたんだ⁈時間がないぞ!」
ジョーは方向を変え、フランソワーズの後を追う。
「どうしたんだ?早くしないと船が沈む!」
ジョーの呼びかけに答える事なく、どこかに向かっているフランソワーズ。
「フランソワーズ‼︎」
ジョーが怒鳴ると同時に、フランソワーズは自室に入る。
ジョーも後に続く
フランソワーズは部屋の棚からひとつの置物を取ると、部屋を出た。
「…それは…」
ジョーと並んで走りながら、フランソワーズがようやく声を出す。
「あなたから預かった大切なものだから」
手には木彫りのウサギの置物
「そんな…そんな物よりキミの命の方が大事だろ!」
ジョーは怒っている。
フランソワーズはそんなジョーを気にはしていない様子だった。
「だってあなたの友達から貰った大切な物で、私はあなたから預かったの。私が無くしてしまったら、あなたにもその友達にも申し訳ないわ」
この船で初めて2人きりで話をした時に、彼が持っていたウサギの置物。
可愛いと私が言ったら、預かっていてくれる?と私に託してくれたウサギの置物。
あなたと友達との大切な思い出であると同時に、私にとっても初めてのあなたとの思い出。
大切な…。
目の前が爆発して、2人は飛ばされる。
ジョーは起き上がると、まだ倒れているフランソワーズの元に駆け寄る。
「大丈夫か?」
「…ええ、大丈夫よ」
フランソワーズは起き上がる。
「そのウサギ、服の中に入れて」
「え?」
ジョーの言っている意味がわからず、首を傾げていると
「時間がない!早く!」
ジョーの剣幕に、慌てて服の中にウサギを入れる。
「よいしょっ」
「え⁈ちょっと、ジョー⁈」
軽々とフランソワーズをお姫様抱っこしたジョーがフランソワーズに言う。
「しっかり捕まってて」
ジョーに抱き抱えられて真っ赤になりなるフランソワーズ。
今はそんな状況ではないと思いながらひとつ頷き、2人は一瞬にして消えた。
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