前回記事に拍手ありがとうございます!
な…さん、コメントありがとうございます。
新妄想倉庫更新できたらご連絡します。
もうしばらくお待ちください。
またまた時間が空いてしまいました。
リハビリ作文です。
続きからどうぞ
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目を覚ますと無機質な天井が見えた
ここが研究所のメディカルルームである事に気づく
起き上がり回りを見渡したが、誰もいない
メディカルルームを出た途端ムッとした熱気
自室に戻って着替えようとした
つい先日まで長袖のシャツを着ていたが、とにかく暑い
綺麗に畳まれたTシャツを広げて頭から被る
部屋の窓から外を見る
目覚める前は厚い雲に覆われたグレーの景色だったが、今は青空が広がっている。
「いったいどれくらい意識がなかったんだ」
リビングに行くと先のテラスでひまわりに水をあげているフランソワーズの姿があった。
リネンの涼しそうなワンピースに麦わら帽子を被っていた。
「まるで子供みたいだね」
その声にフランソワーズが振り向いた
「ジョー!目が覚めたのね!」
フランソワーズは感動のあまり、手にホースを持っている事を忘れ、ジョーに水をかける。
「ちょっ!何するんだよ!」
びしょ濡れのジョーにフランソワーズが慌てる。
「ごめんなさい!いやだ!どうしましょう」
ジョーはびしょ濡れのままとりあえず蛇口を止めに動く
ホースの水がおとなしくなる
「タオル持ってくるわね!」
「こんなに暑いんだ、すぐ乾くよ」
「そんなわけに…!」
ジョーはフランソワーズにキスをする。
濡れたジョーの前髪がフランソワーズの鼻に当たる
ジョーは唇を離すと
「ただいま」と言う。
フランソワーズの頬に涙が伝う
「心配したのよ…異常がないのになかなか目を覚まさないから」
ジョーはそんなフランソワーズを抱きしめるとわざとおどけたように
「きっと鬱鬱した梅雨が嫌で眠りつづけたんだろうね、気がついたら夏になっていた」
「ジョー…」
「でもひとつだけ残念の事があってね」
フランソワーズがジョーの胸から顔を上げる
「残念?」
「キミと一緒に夏の始まりを迎える事が出来なかった」
梅雨明けすぐの熱気、セミの音、今ジョーだけが夏の始まりを迎えていた。
「急に暑くなって驚いてるんだ」
フランソワーズのおでこに一つキスをすると
「やっぱり着替えてくるよ、アイスコーヒーお願いしていい?」
「えぇ、うんと冷たくしておくわね」
フランソワーズの言葉にジョーはにっこり微笑んだ。
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