前回作文に拍手ありがとうございます!
93がモブなのに他の作文より拍手いただけると申し訳ないやら嬉しいやらです。
拍手コメントありがとうございます!
後日お返事いたします!
さて
今日は9月3日です。
他所様では素敵なお話や絵などでお祝いされていると思いますが。
ここもささやかながらやっつけ作文でお祝いです。
何度も書いてしまう好物の「どこ落ちその後」です。
ここの部分が空白になっていて、気づいたら湖のまわりを散歩していたから笑
この空白を埋めたくて仕方ないんでしょうねぇ。
長くなりましたが
何番煎じかわかりませんが、よろしかったらお付き合いください。
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フランソワーズはずっと海を見つめていた。
あの日からずっと…
こんな非常時に感情を持ってはいけないと思っていた。
隣にいるのが当たり前と思っていた。
ふとした時の雑談や
彼の優しさに
その気持ちにはっきり気づかされた時には
彼は
もう
いなかった
イワンは眠り続けたまま
イワンが最後の力を振り絞り、彼を助けたとしたら…
きっとここに
還ってくる
彼が消える瞬間に見せた笑顔
声にならない声だったが、確かに聞こえた
ありがとう
彼も私と
同じ気持ちだったのだと…
あの時言えなかった言葉
今なら
もう
言えなかったことで
後悔にはしたくないから
ずっと気を張り続けていたからか、眠れなかった事もあってか、
砂浜に崩れるように気を失った。
目を覚ますとそこはメディカルルームのベッドだった。
倒れていたフランソワーズを誰かが見つけて運んでくれたのだろう。
どれくらい眠っていたのか、窓のないこの部屋ではわからない。
もう大丈夫。
フランソワーズはベッドから降りて、外に出た。
あたりは闇に包まれていた。
「夜になっていたのね…」
眠れなかった
気を失ってしまうまで
強制的ではあったが、眠った事で頭は冴えていた。
きっと私が見つけ出すから…
「フランソワーズ!どこだ?」
誰かが呼んでいる。
きっと倒れた時にメディカルルームへ運んでくれた人だわ。
もう大丈夫だから
「フランソワーズ!」
その声はだんだん大きくなってきた
「え…」
その声の主の姿を確認した途端
手で口を押さえ言葉も出ずただ立ち尽くす。
「まだ寝ていないとダメじゃないか…」
「ジョー?ジョーなの?」
「え?」
フランソワーズの言葉に何を言っているの?と首を傾げる。
「還ってきていたの…?いつ?どうやって?」
涙が溢れてきた
ずっと会いたかった
生きていて欲しいと願っていた
その人があの頃と変わらない姿でここにいた。
「3日前…」
「3日前?」
「気がついたらここにいたんだけど、キミが倒れていたから…」
「え…?じゃああれから3日経っていたの?」
「うん、キミ3日間ずーっと寝たきりで、様子見に行ったらいないから探していた…って訳…
フランソワーズ?」
ジョーの言葉が終わらないうちに、フランソワーズはジョーの身体を抱きしめる
「よかった…無事で」
ジョーは抱きついたフランソワーズの暖かさに胸がいっぱいになる。
ジョーはフランソワーズの頭を撫でると優しく身体を離す。
そしてフランソワーズの肩に両手を軽く置く
「キミに言っておかなきゃいけない事があるんだ…」
後悔
あの時もう
二度と会えなくなると
わかっていたのなら
キミに気持ちを
打ち明けていたのに
「キミの事が…」
フランソワーズはジョーの唇に指を当てた
「言わせないわ」
長い時間をかけた決心なのに、フランソワーズは言わせないという。
「何故?」
フランソワーズはニコッとすると
「私が先に言いたいから」とジョーを見上げる
「私はあなたの事が…」
ジョーはフランソワーズにキスをする
「ちょっと!」
「同じ事を考えていた…で間違いないんだよね?」
フランソワーズはコクリと頷いた。
ジョーはニコッと笑うと再びフランソワーズにキスをする
もう後悔はしない
2人で生きていくと決めたから
Sept.3.2020
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