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フツウの女の子 3

前回に拍手ありがとうございます!

ひとりごとブログの方に副音声解説しております^_^;
大した解説ではないですが…。

副音声解説



では3話です。
続きからどうぞ

拍手



3



気がついたら夜が明けてきていた。

寝ることを諦めたジェットは、部屋を出て、テラスに向かった。

テラスには先客がいた。

デッキチェアで座り、空を眺めているのは…。

ジョーだった。

昨日のフランソワーズと同じ格好なのが笑える。
一緒にいれば似てくるのか…いや、奴等はいつもこうやって空を眺めているんだろう。


笑いを堪えながらジョーに近づく。


「珍しいな…お前が早起きとは」


ジョーがビックリしたように振り返る。



「…寝れなくてさ…」
手にはコーヒー。


実は隣にフランソワーズがいないと安心して寝れないなんてジェットには口が避けても言えないジョー。

トモエが来た事で、暗黙の了解で一緒に寝ていない。


「いつまで日本にいるの?」
心の中を探られないように、敢えて話題を外す。


「今のところニューヨークには用事ないし、暫く厄介になるさ」



博士はいつでも帰ってきなさいと言ってはくれるが、定職をもっていないジェットは、何となく居心地が悪かった。

博士が戻るまでは居座ろうかとは思っていた。


タバコに火をつけ、フーッと一服をする。

「なぁ…」
コーヒーを飲みながら声をかけられたジョーは、ジェットの方に顔を向ける。

「…何?」

「見たくないものが見えるってキツいよな…」

言っている意味を飲み込めなかったジョーはしばらく考えてるようだったが、ピンときたらしい。

「何かあった?」

ここで昨日フランソワーズが言った事を言うのは簡単だったが、意地悪心が芽生えてきた。

お前らの橋渡しはしねぇぞ!!

「なぁジョー、普通って何だと思う?」

質問の答ではないから、目をぱちぱちさせている。
自分と同じ年には見えない幼稚さだ。

これが戦地では最強の戦士なんだから、別人なんじゃないかとも思う。


「普通…かぁ」
残ったコーヒーを飲み干すと
「ちゃんと三食食べられて、美味しいものは美味しい、綺麗なものを綺麗って言える事かなぁ…」


随分シンプルな解答だが、それも間違いではないような気がした。

フランソワーズも素直にジョーに不安をぶつければ簡単に解決なんだろうにと、自分の眠れなかった夜を返してくれと思った。
「俺、寝直すわ」

何だか眠くなった。
タバコを揉み消すと、テラスを後にした。

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