前回記事に拍手ありがとうございます♪
今年初長いやつです。
これから登場する人物を含めての「超銀読書感想文」というものを、ひとりごとブログに連載します。
お時間ありましたら覗いて行って下さい。
では
続きからどうぞ。

「ねぇ、ジョー」
「何?」
リビングのソファーの対面で、フランソワーズは編み物を、ジョーは本を読んでいた。
フランソワーズに呼ばれ、ジョーが顔を上げる。
「昨日バレエのレッスンに行った時に、雑誌の記者さんが来ていて、取材させて下さいって言われたんだけれど…受けてもいい?」
「…どんな雑誌?」
「バレエの専門誌よ、小松さんのスタジオを取材する時に、私がいた方がいいって…」
「小松さんとこの宣伝?」
「…それもあるかしら?」
「やれやれ、キミは広告塔にされちゃうんだよ…月謝安くしてもらおう」
「まぁ、ジョーのケチ!!」
「…とにかく、取材はOKね!!」
「…仕方ないんじゃない…」
そして次のレッスン日に、バレエ雑誌の取材を受ける。
間もなくその雑誌が店頭に並ぶ。
レッスンをしているフランソワーズの姿は大きく取り上げられていた。
ジョーはリビングのテーブルに上がっていた雑誌を捲る。
背筋をピンと伸ばし、凛としたフランソワーズの姿。
お互いに干渉せず生活してきたから、フランソワーズがバレエを踊っている所も見たことはなかった。
ジョーの知らないフランソワーズ。
心の奥がモヤッとした。
そして…。
同じ記事を異国の地で見ていた一人の男がいた…。
数日後のレッスン日。
レッスンを終え、帰ろうとした時、小松さんに呼ばれた。
「フランソワーズに会いたいという人が来ているんだけど…」
小松の後ろに立っていた男を見て、フランソワーズは固まった。
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