前回作文に拍手ありがとうございます。
ひとりごとブログの超銀感想文が愉快すぎて、こっちは面白くないかもしれませんが…
読んで行って下さい^_^;
連載3話です。
続きからどうぞ。

フランソワーズは、洗濯物を畳んでいた。
ジョーとピュンマはコズミ博士の研究所に手伝いに行っている。
イワンは寝ている。
博士はコズミ博士の家で囲碁だ。
ジョーのシャツを畳みかけた時、手が止まる。
昨日の事を思い出す。
彼の名はアズナブール。
フランスでバレエを教えている。
この世界ではそこそこの有名人で、バレエスクールにいた人達が色めきだった。
喜べなかったのは…フランソワーズだけだろう。
アズナブールはフランソワーズの姿を見つけると、走り寄り抱き締めた。
「逢いたかった、キミの事を忘れた日はなかった…」
突然いなくなり、かなりの年月が過ぎ、日本にいることがわかった。
「キミはあの日から全く変わらない…どれだけキミを探したことか…」
あなたも何も変わっていないわ…。
「キミの才能を求めている人は沢山いる、フランスに帰ろう」
今更…世界の舞台になんて立てやしない…。
だって私はもう…あの頃の私ではないから…。
「…ちょっと待って…少し考えさせて…」
「いきなりで悪かった…キミの姿を見たらいてもたってもいられなくなった…いい返事を待っているよ。」
少しも変わらない紳士な態度。
あの頃と違うのは…私だけなのかも知れない。
洗濯物をジョーの部屋まで持っていく。
彼の知らない私の…過去。
あの頃の…私。
電話が鳴り、ビクッとする。
出ると小松だった。
「フランソワーズ、今日もアズナブール先生がいらしているの、あなたと話がしたいって。」
小松は困ったようだった。
「ごめんなさい、今日は忙しくて行けそうもないの…帰ってもらって頂けませんか?」
「ええ…いいけど…このままって訳には行かないわよ」
「…わかってます。…わかってますから…」
フランソワーズは、溜め息と共に受話器を置いた。
PR