忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

不協和音 3

前回作文に拍手ありがとうございます。

ひとりごとブログの超銀感想文が愉快すぎて、こっちは面白くないかもしれませんが…
読んで行って下さい^_^;

連載3話です。
続きからどうぞ。

拍手





フランソワーズは、洗濯物を畳んでいた。

ジョーとピュンマはコズミ博士の研究所に手伝いに行っている。
イワンは寝ている。
博士はコズミ博士の家で囲碁だ。

ジョーのシャツを畳みかけた時、手が止まる。

昨日の事を思い出す。

彼の名はアズナブール。
フランスでバレエを教えている。
この世界ではそこそこの有名人で、バレエスクールにいた人達が色めきだった。

喜べなかったのは…フランソワーズだけだろう。

アズナブールはフランソワーズの姿を見つけると、走り寄り抱き締めた。

「逢いたかった、キミの事を忘れた日はなかった…」

突然いなくなり、かなりの年月が過ぎ、日本にいることがわかった。

「キミはあの日から全く変わらない…どれだけキミを探したことか…」

あなたも何も変わっていないわ…。

「キミの才能を求めている人は沢山いる、フランスに帰ろう」

今更…世界の舞台になんて立てやしない…。
だって私はもう…あの頃の私ではないから…。


「…ちょっと待って…少し考えさせて…」

「いきなりで悪かった…キミの姿を見たらいてもたってもいられなくなった…いい返事を待っているよ。」

少しも変わらない紳士な態度。
あの頃と違うのは…私だけなのかも知れない。

洗濯物をジョーの部屋まで持っていく。

彼の知らない私の…過去。
あの頃の…私。



電話が鳴り、ビクッとする。
出ると小松だった。

「フランソワーズ、今日もアズナブール先生がいらしているの、あなたと話がしたいって。」
小松は困ったようだった。

「ごめんなさい、今日は忙しくて行けそうもないの…帰ってもらって頂けませんか?」

「ええ…いいけど…このままって訳には行かないわよ」

「…わかってます。…わかってますから…」

フランソワーズは、溜め息と共に受話器を置いた。




PR

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

トラックバック

ようこそ!

namiの妄想作文置き場です。

サイドメニュー

パスワードは0009です。

お話はこちらで